THETA Sまた進化! 「つなぎ合わせた映像」でUSBライブストリーミングが可能に
リコーは24日、360度カメラ「THETA S」向けのライブストリーミング用アプリを公開した。専用ページより、Windws用/OS X用が無償ダウンロードできる。
THETA Sはもともとライブストリーミングモードが備わっており、USBかHDMIを経由してPCに映像を入力できていたが、前後の魚眼レンズで撮った円形の映像が左右に並んだ状態で表示されていた。今回のアプリをインストールすることで、2つの円形の映像を合成して、360度映像としてつなぎ合わせた状態(エクイレクタングラー)でPC上で表示できるようになった。例えば、周囲を囲む人すべてをフレーム内に入れて生放送を配信するといった使い方が可能だ。
アプリをダウンロードしてきたら、まずはTHETAの電源をオフにしたままUSBケーブルで接続。
さらに登録する。マシンを再起動し、静止画/動画の切り替えボタンを押しながらTHETAの電源をオンにしてライブモードを指定しよう。
USBでPCにTHETAをつなぎ、配信側のアプリでカメラを「THETA UVC Blender」に変更すればOK。画像はGoogleのビデオチャット「Google ハングアウト」の場合。
こんな感じで合成される。
本アプリは今年1月、CESのリコーブースにてデモされていたものになる(関連記事)。その際に一緒に展示していた三脚アダプターがまだリリースされていないため、USBケーブルを挿したまま底部に直接三脚をつなぐことはできないものの、ライブ配信にTHETAを使おうと思っていた方にとっては大きな進展だろう。
(TEXT by Minoru Hirota)
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