NVIDIA、外付けでTITAN Xなどが使える「Quadro eGPUソリューション」9月提供開始
NVIDIAは、GPU(eGPU)の外付けボックスを通じてNVIDIA TITAN XまたはNVIDIA Quadroグラフィックスカードの能力を活用できる「Quadro eGPUソリューション」を9月から提供開始すると発表した。
ノートブックなどのモバイル環境を活用しているプロのクリエイターは、グラフィックスのパワー不足を感じることも少なくない。今回発表された「Quadro eGPUソリューション」では、グラフィックス、ビデオ編集、インタラクティブレンダリング、VRコンテンツ制作、AI開発などの新しいワークフローをサポートする。
「Quadro eGPUソリューション」を利用することにより、GPU(eGPU)の外付けボックスを通じて、NVIDIA TITAN XまたはNVIDIA Quadroグラフィックスカードの能力がノートブックなどの環境でも活用できるようになる。これにより、アプリケーションのパフォーマンスを大幅に増強できるようになる。
NVIDIAのプロフェッショナルビジュアライゼーション事業のバイスプレジデントであるボブ・ペティ氏は以下のようにコメントしている。
●NVIDIA プロフェッショナルビジュアライゼーション事業 バイスプレジデント ボブ・ペティ氏 コメント
「VR、フォトリアルなレンダリング、AIのワークフロー向けに、これまで以上にコンピューティング能力が必要とされていますが、モバイルシステムはますます薄く、軽量化しているために、パフォーマンスとメモリーは制約を受けています。しかし、NVIDIAのeGPUを利用することで、この問題が解決できるようになりました。クリエーターの皆さまが当社の最も処理能力の高いGPUに接続すれば、最も高いグラフィック性能が要求されるアプリケーションで優れた作品を創作できるようになります」
Quadroグラフィックスは、アニメーション、カラーグレーディング、レンダリング用の高性能のコンテンツ制作アプリケーションや、CAD、シミュレーションアプリのユーザー向けに、eGPU認定パートナーを通じて提供される。認定プロセスにより、ユーザーは、QuadroeGPUソリューションの互換性、信頼性、パフォーマンスが確実に手に入る。
また、Autodesk MayaやAdobe Premier Proなどのアプリケーションを利用た際、さらに優れたパフォーマンス環境を構築できるように、TITAN Xをこれまでよりも高速にする新しいドライバーもリリース予定としている。
●関連リンク
・NVIDIA ウェブサイト