ビットレート向上や4台一挙操作など! パワーアップしたエルモ「QBiC Panorama X」が登場
エルモは3日、 360度撮影システムの「QBiC Panorama」の新製品となる「QBiC Panorama X」を9月24日に発売すると発表した。販売価格は15万円。
旧製品のQBiC Panoramaは、最大画角185度の広角レンズを備えた「QBiC MS-1」を4台用意し、リグ(固定具)に取り付けて、全方向を動画で撮影できるようにしたシステム。GoProを複数台使うシステムより安価な10万8000円で購入でき、露出やホワイトバランスを細かく設定できる点などで優れていた。
新製品では、コンサートの撮影時などでカメラが目立たないように本体色を城からツヤ消しの黒に変更。リグの素材もプラスチックからアルミに変更し、たわみによる映像ずれ防止や放熱効果の向上を図っている。
ドーム型のレンズカバーを外して光の乱反射を抑え、録画ビットレートを引き上げたことで、画質も向上させたという。リモート操作の利便性も向上。今まで4台のカメラを扱うために4台のスマートフォンから個別の指示が必要だったが、新モデルでは1台のマスターカメラとスマートフォンを接続することで、4台のカメラの録画/停止、設定変更などが一斉に指示できるようになった。
発売に先駆けて、9月11〜15日にオランダ・アムステルダムで開催される放送業界の見本市「IBC 2015 Exhibition」に出展する。
●SPEC
センサー 1/2.3インチCMOS(×4台)
動画解像度 720p(30/60fps)、1080p(30/60fps)
レンズ F2.0
最短焦点距離 3cm
ストレージ microSDカード(最大64GB)
本体サイズ 幅81.1×高さ65×奥行き81.1mm(リグ装着時)
重量 694g(リグ装着時)
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