カヤックとコマツがTango利用の建設現場向けARアプリを試験開発中 7/19からイベント展示
面白法人カヤックは、コマツの提供するICTソリューション「スマートコンストラクション」プロジェクトの一端として、「Tango」を用いたスマートフォンアプリを試験開発中であると発表した。7月19日~21日に東京ビッグサイトにて開催される「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017」の「i-Construction特集」では、アプリのデモンストレーションの実施も予定している。
アプリ制作はカヤックが担当。開発中のアプリには、以下のような建設現場での実用化を目指した機能を搭載している。
●設計面3DデータのリアルタイムAR合成
施工中地形に対し、完成設計面3Dデータを位置座標を合わせてリアルタイムにAR合成。現況地形と完成地形を比較し、施工進捗を確認できる。Tangoのマーカー機能を用いて、位置座標の補正も行われる。
●地形のSLAMから、掘削/盛土部分を推定
Tangoによって地形の形状をスキャン。完成設計面3Dデータと合わせて、掘削(土を掘る)/ 盛土(土を盛る)部分を推定して3Dデータ化し、AR表現で確認できる。
●建設機械を実寸大でAR表示
油圧ショベル(ショベルカー)やダンプカーなどの建設機械を実寸大AR表示で確認できる。建設現場の実スペースにダンプカーが通過できるか、油圧ショベルが配置できるかなど、事前のサイズ確認に役立つ。また、ミニチュアなどのスケールモデルを利用し、机上で検討できるスケールモードも搭載している。
「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017」の「i-Construction特集」では、建設現場のジオラマを用いたデモンストレーションとして展示が行われる予定だ。
●メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017
・開催日時:7月19日~21日 10:00~17:00
・東京ビッグサイト
(東京都江東区有明3-11-1)
・ブース:コマツ(i-Construction特集 1H-16)
●関連リンク
・メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2017 i-Construction特集 ウェブサイト
・カヤック ウェブサイト
・コマツ(小松製作所) ウェブサイト