【TGS2018】自然な感覚で歩ける! サンダル型VRアクセサリー「Cybershoes」
オーストリアのスタートアップ企業Cybershoes GmbHは、東京ゲームショウ2018に出展。同社が開発しているサンダル型VRアクセサリー「Cybershoes」を披露した。
▲サンダル型のVRアクセサリー「Cybershoes」のデモ
▲移動用のコントローラーとして両足に装着する
VR用の歩行アクセサリーは、大がかりなシステムとなることが多いが、「Cybershoes」は両足にサンダル型のコントローラーを装着るだけと手軽なのが特徴。靴の上からベルトで固定するだけで使えるようになる。
▲ソール部分は平らになっている
移動の検知は位置センサーで方向のトラッキングを行い、靴底にあるローラー型のセンサーで移動距離などを算出。使用する際には回転式の丸椅子に座って足を動かすだけで、実際に歩いているように映像とリンクさせられる。また足を上げることで「しゃがむ」などの動作にも対応可能だ。
▲底面にはローラー型のセンサーがあり、回転数で移動距離を算出する
筆者も実際にテストしてみたが、装着は簡単ですぐにゲームをスタートさせられるのが◎。さらに移動をハンドコントローラーで操作せずに、足の動きで対応でき、Cybershoes自体が方向をトラッキングできるため、横を向きながら前に歩くといった動作も自然でよりリアルな感覚でゲームが楽しめた。
▲「Cybershoes」を実際に装着した状態
対応するVRシステムはHTC VIVE、Oculus Rift、Windows Mixed Reality。各種VRゲームやSteamVR機能などにも互換性があるとのこと。ゲームだけでなく、建設や建築向けのプレビューや高齢者向けのリハビリなどの利用も考えられており、前述のように大がかりなシステムの必要がないので、導入コストをおさえることができる。
発売時期や価格など詳細な情報はまだ発表されていないが、Kickstarterでのキャンペーンを予定している。気になるユーザーは公式サイトをチェックしておこう。
(TEXT by 中山智)
●関連リンク
・CybershoesのKickstarterページ