うぷぷぷ、みなさん、お待ちかねの「サイバーダンガンロンパVR 学級裁判」だよ!(CV:大山のぶ代)
続けて東京ゲームショウのPlayStation VR(PSVR)タイトルから、2015年7月に香港で開催された「ANI-COM Hong Kong」で電撃発表されたスパイク・チュンソフトのVRデモ「サイバーダンガンロンパVR 学級裁判」の体験レポートをお届けしよう。執筆はライター・岩井氏だ。
「ダンガンロンパ」シリーズは同社が開発・発売した推理アドベンチャーのエッセンスを盛り込んだ「ハイスピード推理アクション」。個性的な「超高校級の」生徒が集う学園が舞台となり、「級友を殺害し、犯人(クロ)だとバレなければ卒業(ただし、それ以外の級友は全員オシオキ)、バレたらクロだけがオシオキ(ゲーム内の用語で意味は『死刑執行』!)」という絶望的なルールがあるために起こる殺人事件の真相を暴いていくゲームだ。
現在シリーズ2作(+2作をひとまとめにしたリマスター版)と派生タイトルが1作発売されており、東京ゲームショウに先駆けて開催された「SCEJA Press Conference 2015」では最新作となる「NewダンガンロンパV3 ぼくらのコロシアイ新学期」の製作が発表された。シリーズ第1作「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」はテレビアニメ化も達成。ちなみに本作の狂言回しである「モノクマ」の声優を大山のぶ代さんが演じたことでも話題となった作品だ。
今回出展された「サイバーダンガンロンパ」は第1作をモチーフとしており、プレイヤーは苗木誠(CV:緒方恵美)として、ある級友が犠牲になった殺人事件の真相に迫る……。
と言いたいところだが、本作では殺人事件直後の捜査シーケンスをすっ飛ばして学級裁判をやっているため、普通に持っていったらゲームにならないので本編とは違った遊びとなっている。
みなさんお待ちかねの学級裁判。シリーズを知らない人に説明すると、画面右の遺影で表示されてる被害者は女性です(汗)。
プレイヤーはデュアルショックを持って、本当かどうか怪しいセリフを「狙う」ことで、その発言の怪しさがVR画面で手元のデュアルショックの上に数値化されて表示される。かなり怪しい発言を見つけたらR2ボタンを押して、コトダマを撃てばいい。
怪しさチェックぅ〜。ゲーム中では80%を越える発言はほぼ間違いなくウソ、と言われるが……。
シリーズでは「2.5D」とうたわれたキャラクターが、本作では3Dとなり、怪しいセリフを踏みつけて壊したり、放り投げたりと、本来のシリーズ作品ではあり得ない動きが見られるのが醍醐味だ。筆者は即時で「論破」してしまったが、すべてのセリフを通して見る時間は用意されているのでどんなリアクションをするのかを見てみるのも面白そうだ。
正しいセリフにコトダマを撃ちこめば「論破」。ゲームでの演出がモニターに表示される。
ある程度ゲームが進行すると裁判は強制終了し、なぜかプレイヤーがオシオキされてしまう。オシオキシーンもちゃんと3DVR化されており、まるで断頭台に強制連行される気分を味わえる。まぁ、実際には○○○○に潰されるんですけどね!(汗)
VRならではの演出はそこまで感じなかったが、シリーズでお馴染みの舞台に入り込み、その体験ができるという点ではかなり貴重だ。シリーズファンならぜひどこかで体験してほしい。
●関連リンク
・ダンガンロンパ公式サイト
・PlayStaiton VR