vSports爆誕!? 38人がディスクを投げ合う「バトルディスクトーナメント」開催【週間VRChat】

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日本でも大流行のソーシャルVR「VRChat」。本連載「週間VRChat」では、日々何かしらの新しい技術や文化が生まれているその最先端を、同サービスにどっぷり浸かっている水菜氏(@mizunana_T)にレポートしてもらいます。

 

対戦が楽しいVRゲーム

VRChatは、基本的に会話を楽しむソーシャルツールだ。しかし、それだけには留まらずに体を使って遊べるワールドも存在している。VRChat公式もいくつかゲームワールドを提供しており、そのうちの一つが「Battle Discs」というゲームを楽しめるワールドだ。バーチャル空間で自分の体を使って戦う、「eSports」ならぬ「vSports」ともいうべきアツい競技になっている。

 

ルールは、ディスクを手に持ってお互いに投げ合い、ぶつかったほうが負けというシンプルなもの。

 

参加の仕方は、まず出場したいチームの「Join」ボタンを押す。なお今回の撮影は、以前の記事でも協力頂いたバーチャル男の娘YouTuberであるユウくんと、バーチャル埼玉に住むVTuber春日部つくしちゃんのお二方にご協力頂いた。

 

「Double discs」ボタンは、ディスクの数を片手持ちである1つにするか、両手持ちである2つにするかの選択で、基本的なプレイスタイルは片手持ちの1つになっている。人数が揃ったのを確認し、「Start」ボタンを押すと、ステージにテレポートする。

 

ディスクの投げ方は、HTC Viveコントローラーの場合、人差し指のトリガーを引き持ちながら、(VRChat内ではグーになるボタン)手に持っているコントローラーを投げるように振って、トリガーを離せばいい。実際にやってみると、投げている感触がだんだん分かってくる。

 

ディスクは振る速さや前後移動のステップなどによっても飛ぶ速度と距離は変わってくる。壁に当たると反射するので、この反射で隙をついて相手に当てるというテクニックもある。なお、相手にヒットできないと手元に戻ってくるので、基本的に体を動かして相手のディスクを避け続けながら、自分も投げ続けるというかなり忙しい状態になる。

 

ディスクに当たると勝手に身体が倒れる。自分の倒れた姿を見ることになるので、不思議な感覚だ。

 

トリガーを押し続けているとディスクは「盾」のようになる。相手の投げてきたディスクは、盾に当たっても死亡判定にはならない。ただし、全身を守れるわけではなく、足元などはお留守になってしまう場合も。

 

プレイ人数は2~4人になっており、1対1、1対2、2対2で遊べる。相手が2人居た場合には、2人共ディスクを当てる必要がある。点数はステージ上に表示されており、先制で5点先取したほうが勝利となる。

 

一人で練習できるトレーニングモードも存在する。ひたすら光る的に向かってディスクを投げて、コントロールの精度を上げていこう。上にある数字が光のパネルに当てた数字だ。この数字がトレーニング数を物語っているので、記録として残す者も多い。

 

画像の通り、500回の表記も。最大が999で、カンストを1回としてトレーニングする人も居るかもしれない。

 
ちなみに、VRゴーグルを装着した状態だけでなく、PC画面のデスクトップモードでも遊べる。基本的な戦術は同じだが、VRとは違ったテクニックが必要になる。

 

7月21日にトーナメントが開催!

VRChatユーザーに人気なバトルディスクだが、そのユーザー自身が大会も開いている。主催・運営者は、以前、PANORAでもこちらの記事で紹介した、しめじハウスのオーナーであるしめじ氏だ。第1回は2018年2月10日に開催し、TAIKUV氏が優勝した。

今回は第2回目で、2018年7月21日に実施予定だ。告知動画や、公式サイトの開設まで既に完成している。公式サイトでは、ルールの説明や注意事項等が記載されている。選手になりたい場合は、Entryページから登録できる。

 

 

 
主催であるしめじ氏に、少しだけお話を聞いてみた。

 
──バトルディスクトーナメントとはなんでしょうか?

しめじ氏 今最もVRChatで熱いスポーツ「Battle Discs」その頂点を決める「最強」の座をかけた戦いです!

 
──このトーナメントを開いた経緯は?

しめじ氏 それぞれがこのスポーツを通して、VRChat独特のグループの垣根も越えて行く。そんな中で生まれる友情や愛情が素晴らしいと思ったので、開催しました。

 
──第1回は盛り上がりましたか?

しめじ氏 初のスポーツ大会ということで、大いに盛り上がりました。生配信や、実況等もありその様子は本物のスポーツ大会のようでしたね! 優勝者にはトロフィーや豪快賞品が送られました!

 
──第1回の時と違いはありますか?

しめじ氏 今回は前回の参加人数(18人)より大幅に人数を増やし、総勢38名のトーナメント戦となります!

 
──最後に見どころをお願いします

しめじ氏 前大会からVRChatの人口も増え、今回は様々なプレイヤーの出場が予想されます。前大会の雪辱を果たさんとする者、己の実力を試したい者、賞品目当てで挑む者、参加理由は様々ですが、いずれも猛者ばかり。さあ、集え戦士達よ。最強の名を……掴み取れ!!!

 
 
大会主催である、しめじ氏も熱く語ってくれたバトルディスクトーナメント。VRChatでは、先日のワールド開発者向けアップデートにより、TwitchやYouTubeLiveをVRChat内で手軽に見られるようになった。バトルディスクトーナメントでの様子をVRChat内で仲のいいユーザーと一緒に見て、熱く盛り上がるのも一つの楽しみかもしれない。

 
 
(TEXT by 水菜、EDITED by Minoru Hirota

 
 
●関連リンク
バトルディスクトーナメント公式サイト
VRChat

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