音の振動を体中に伝える小型デバイス「hapbeat」Kickstarterで製品化プロジェクト
東京工業大学の長谷川晶一研究室から生まれたベンチャー企業・hapbeatは、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて、音を振動に変換する装着型体感音響装置「hapbeat」の製品化を目標としたプロジェクトをスタートした。音楽や映画の鑑賞時やVRゲームのプレイ時など、さまざまな利用シーンを想定している。
「hapbeat」は、再生する音楽と連動させることでライブ会場や映画にいるかのような臨場感が体感できる装着型体感音響装置だ。モータによって発生する強力かつ高精細な振動が、体に巻き付けたケーブル(糸)を介して体の広い範囲に伝わる。音楽プレイヤーから再生される音楽と内蔵のモータが連動して回転することで、糸が伸縮し、体では振動として感じる仕組みだ。
体全体に均一な振動伝えるデバイスとしては、これまでのバイブレーション機能搭載デバイスとは一線を画する。詳細はKickstarterのプロジェクトページを確認してほしい。
●hapbeat スペック
・重さ:150g程度
・寸法:75mm×75mm×20mm程度
・利用可能なウエスト:0~150cm(※長さ調節可)
・バッテリー駆動時間:30分~5時間程度(※振動の大きさに大きく依存)
・給電/充電方法:microUSB
・搭載部品:
- DCコアレスモータ×2
- 超高分子ポリエチレン糸
- D級デジタルアンプ×2
●リワード
・199ドル:hapbeat Solo(本体×1、ネックストラップ×1)
・389ドル:hapbeat Duet(本体×2、ネックストラップ×2)
・769ドル:hapbeat Quartet(本体×4、ネックストラップ×4)
・1899ドル:hapbeat Orchestra(本体×10、ネックストラップ×10)
●関連リンク
・Kickstarter hapbeat プロジェクトページ