三井住友海上あいおい生命、スマホVRで癌治療の先進医療施設をバーチャル見学 5月より開始
三井住友海上あいおい生命保険は、スマートフォンによる360度VR映像を利用した情報提供を開始する。第1弾は、癌の先進医療技術のひとつである粒子線治療を行う医療機関の施設見学を仮想体験できる内容となっている。VRによる先進医療施設に関する情報提供は国内生命保険会社では初の試み。
粒子線治療は、癌の放射線治療のひとつで、水素や炭素の原子核といったミクロの粒子を利用した先進医療だ。身体的な負担が少なく、外科的手術が困難な場合や高齢者にも比較的容易に治療できるとされている。1回の治療時間も15~30分程度と短く、入院せずに外来での治療が可能。今回公開された映像では、粒子線治療を行う医療機関の医療施設および、隣接する宿泊施設を360度VR映像で紹介する内容となっている。
撮影は、2011年1月から九州初の粒子線治療専門施設として陽子線によるガン治療を開始した鹿児島県のメディポリス国際陽子線治療センターで行われた。同センターを運営するメディポリス医学研究所と三井住友海上あいおい生命保険は、5月8日に「ガン医療の理解促進に向けた連携と協力に関する協定」を締結している。
尚、映像の視聴にはスマートフォン装着型簡易式VRゴーグル「VRScope」の利用が推奨されている。
今後、三井住友海上あいおい生命保険は、日々進化する医療情報を360度VR映像を含めたさまざまな解説でわかりやすく伝え、最先端の医療に関する情報提供・啓発活動に積極的に取り組んでいきたいとしている。
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・三井住友海上あいおい生命保険 ウェブサイト