「俺」が「ターミネーター」になって人類を救う! 顔面スキャン、動画配信も 【渋谷JOYPOLIS VR体験レポ1/2】
10月25日オープン予定のVR専門施設「JOYPOLIS VR SHIBUYA」。場所は渋谷駅の目と鼻の先で、スクランブル交差点前のファッションビル「MAGNET by SHIBUYA109」の7階にある。「1回、かぶっとく?」を合言葉に、渋谷を訪れる若い世代や、訪日外国人観光客に向けて最新のエンタテインメントを提供していく施設だ。
18日に催されたプレス体験会では、予告通りターミネーター、タワータグ、ザ・ドアの3作品に加え、当日サプライズ発表された「ギリギリ! 高所VR」も体験可能となっていた。
今回は、4つのアトラクションのなかからまず最初に体験した、日本初上陸となる「TERMINATOR SALVATION VR(ターミネーター サルベーション ヴィーアール)」をレポートしていきたい。
同作は米SPACES社が開発した、映画「ターミネーター」をテーマにしたVRガンシューティングゲームとなっている。
体験者はプレイ前の受付で、自信の顔を3Dスキャンしてアバターを作成。そのアバターでプレイできるのが特徴だ。さらに受付でメールアドレスを登録しておくと、プレイ映像を送付してくれるサービス付き。
さて、本ゲームの目的は、人類の壊滅を狙う組織から人類を守ること。自身がターミネーターとなり、敵ターミネーターを倒しつつ、ミッションを達成するのが目標となっている。プレーヤーは1部屋最大4人で、3部屋を用意。プレイ時間は約15分となっている。
受付で自分の顔を3Dスキャン
▲最初にQRコードがプリントされているカードが手渡される。裏面はターミネーターの顔。
▲続いて受け付けの手続きをするため、白い箱のような機械の前に案内される。
▲ここで先ほどのカードにあるQRコードを読み取らせたら・・・・・・
▲画面が切り替わるので名前やメールアドレスを入力。ここでメールアドレスを入力しておくと、後日プレイ動画がもらえるというわけだ。動画は手に入らなくなってしまうが、もちろん未入力でも問題ないとのこと。
▲続いて顔の3Dスキャンを開始。装置のガイダンスに合わせてゆっくり左右を向き、また正面に。スキャンした自信の顔はぐりぐりと動かしながらプレビューできる。満足いかない場合は再スキャン、大丈夫な場合はこれで終了だ。
ターミネーターのVRを体験。顔をスキャンして…ターミネーター「俺」が完成😲 pic.twitter.com/OEjU9EVHKI
— PANORA (@panoravr) October 18, 2018
ちなみに、最初に手渡されるカードと、受付時の登録情報は結びつけられる。そのため、次回遊ぶ際はカードを持参すれば、QRコードを読み取るだけでプレイ可能となるため、大事にとっておこう。
ブリーフィングと装備装着が「出撃前」っぽくて興奮
▲受付が終わると次はブリーフィングだ。ここでは作戦内容などが大画面ディスプレイに映し出される。案内してくれるスタッフさんもちょっとミリタリーチックな口調にしてくれているので、「サー!イエッサー!」と言いたくなってくる。
▲ブリーフィングが終わったら装備を装着。バックパックPCはHP製のOMEN X by HP Compact Desktop P1000が用いられていた。
▲VRヘッドセットはVIVE Pro。ステージに案内され、腰と胸のベルトをカチッと締め、ヘッドセットを装着たら、いよいよ銃が手渡される。
▲銃はVIVE Proのコントローラーと一体化している。
迫り来るターミネーターを撃ちまくれ!
▲いよいよゲーム開始。なんか特殊部隊っぽい!
▲といってもいきなり敵が襲ってくるような初見殺しではなく、まずは操作方法などを学ぶ簡単なチュートリアルから。自分の顔の前に立ち銃を撃ったりしたら、真ん中にあるサークルに集まるよう指示され、訓練地へと転送される。
▲訓練地では人型の標的に向けて銃を撃ち、照準を合わせる感覚などを覚える。特に銃に照準器がついているわけではないので、ある程度感覚で狙いを定める。FPSゲームでいうところの腰だめ撃ちだ。プレイした限り弾切れやオーバーヒートはなかったので、ざっくり狙いを合わせたら弾道を見ながら補正していけば大丈夫。訓練が終わったら奥にあるゴンドラのようなスペースに集まると、飛行機でいよいよ戦地へと輸送される。
▲戦地に到着。見渡す限り特に敵は見当たらない。
▲と思ったら出てきたーー!
▲正面と左右から敵ターミネーターがわんさかでてくる。
▲ここは俺がやってやるぜ! ちなみに集中線は筆者が加えたが、こんな感じで送付してくれるプレイ映像には決めカットもある。
巨大パラボラアンテナを破壊するのだ
▲さて、今回のミッションは画面上部に見える巨大パラボラアンテナの破壊。ただ銃で撃ってもダメージは通らない。画面手前にある小型パラボラアンテナからビームのようなものを発射し、壊さなければいけないが、動力不足で動かない。
▲そこでまず燃料タンクを確保。傾けてはいけない危険物質らしいが、片方は銃で手が塞がっている。そこで仲間と協力して片方ずつもち、水平を保ちながら・・・・・・
▲装置にセット!
▲そのときの様子はこんな感じ。最初はそろりそろり歩いていたが、この段階になるとVR空間を普通に歩ける位にはなれてきた。
▲加えてコイルを装着して、レバーを上げ下げする。
実際のコイルはこちら。こいつをセットして、億に見えるレバーを操作すると・・・・・・
▲ビームみたいなのが出たーー!
敵の重要施設の破壊に成功。あとは撤退戦。より数を増して攻撃してくる敵ターミネーターを迎撃しつつ、ゴンドラに乗り込み、基地に帰還したらミッション達成となる。
このようにゲームはバトル一辺倒ではなく共同作業やちょっとしたギミック解明などもある。難易度は高くないので、施設のコンセプト通り気軽にみんなでワイワイと話しながらプレイできる作品となっている。
プレイ料金が1名あたり2500円(税込)なのはちょっと勇気がいるが、こちらはプレイ映像の送付も含んだもの。プレイ映像は約2分と約10分のダイジェスト映像が2種類あり、SNSや動画サイトなどにも投稿しやすいので、ちょっと変わった思い出づくりに出かけてみては?
(文 花茂未来)
●関連リンク
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