YouTube、360度映像のライブ配信に対応 音の実在感を高めるスペシャルオーディオも
YouTubeは米国時間の18日、360度映像のライブ配信に対応したと公式ブログにて発表した。同記事によれば、15日より始まっている音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」のうち、今週末(22〜24日)のライブ配信で360度映像が利用される模様だ。
さらに音の方向や深さ、距離、強さなどを表現できるスペシャルオーディオにも対応。そのスペシャルオーディオを使った360度動画をプレイリストとして公開しており、Androidを使って視聴可能だ。
YouTubeは、この360度映像のライブ配信やスペシャルオーディオの分野でVideoStitchやTwo Big Earsといった会社と協業し、彼らのソフトとの互換性を確保する予定だ。また、東京の六本木ヒルズも含めて、世界のいくつかの場所に用意しているYouTubeクリエイターの拠点「YouTube Space」でも、360度映像のライブ配信やスペシャルオーディオに対応していくという。
YouTubeは、2015年3月に360度動画のサポートをスタートした。PCではGoogle Chromeを利用することでマウスドラッグで視界を移動させ、スマートフォンでは端末をかざして上下左右に動かすことで、われわれが普段見ているように周囲を見渡せる。
●関連リンク
・公式ブログ記事
・Immersive Videos With Spatial Audio プレイリスト
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