キャラたちに感謝されて涙が出た──ねづみどし・小林銅蟲 出演「月ノ美兎の朝まで起立しナイト」レポート
バーチャルライバー(バーチャルYouTuber)グループ「にじさんじ」を運営するいちからは1日、月ノ美兎(つきのみと)ちゃんが出演するトークライブ「月ノ美兎の朝まで起立しナイト(仮)」を阿佐ヶ谷ロフトAにて開催した(ニュース記事)。
FANBOX限定イベント「月ノ美兎の朝まで起立しナイト(仮)」
現在イベントを行っています!委員長のご厚意により、クラスメイトは着席出来ています。感謝しましょう。 pic.twitter.com/UHnNCwiFJa
— にじさんじ (@nijisanji_app) June 1, 2018
月ノ美兎ちゃんといえば今年2月の登場以来、清楚でカワイイ委員長キャラなのに、やたらとサブカルネタに強いというギャップでネットに衝撃を与え続けてきた存在だ。映画「ムカデ人間」をトレンド入りさせたり、ニコニコ公式生放送やCluster.など外部コラボに出演して話題を振りまいてファンを増やしてきて、今をときめく「にじさんじ勢」の中でも、最も多いYouTubeのチャンネル登録者数やTwitterのフォロワー数を獲得している。
その人気を証明するように、今回のイベントでも24時スタートという深夜枠、かつ月額540円以上払っているpixivFANBOXの支援者向けにプレオーダーを実施したにも関わらず、約20倍(!)もの応募があったという。
会場は、幸運にも選ばれた120名で移動するのも大変なほどぎゅう詰めになっていた。客層的には、配信で「彼ピッピ」と呼ばれる男性ファンがほとんどで、女性の「カノピッピ」は数人ほどだったが、月ノ美兎ちゃんの私服のコスプレできている女性もいて愛の強さを感じた。そうした全員が、美兎ちゃんが繰り広げる濃いトークにときに笑い、ときに深くうなずいたりして約4時間にわたるイベントを楽しんでいた。
出演者としては、美兎ちゃん以外に、以前「ねとらぼ」の企画で一緒にクリオネを食べた漫画家の小林銅蟲(どうむ)先生や、イラスト面で美兎ちゃんをバーチャルプロデュースしたねづみどし先生が参加。いちからの岩永COOも先日の公式オフ会に次いで登壇予定だったが、残念ながら胃腸炎の可能性があって急遽出演が取りやめになった。
本日深夜開催の「月ノ美兎の朝まで起立しナイト(仮)」なのですが、僕が進行をする予定だったのですが、胃腸炎の可能性があり感染リスクもあるため、出演見送りとすることにしました。
僕はただの進行をする人ってだけの予定でしたので、内容が大きく変更することはございません。— いわなが (@iwataiki) June 1, 2018
小林銅蟲先生といえば、グルメ漫画「めしにしましょう」の作者で、ブログ「パル」にてダイナミックな調理方法を披露してくれている人物。その銅蟲先生が120人分(!)を仕込み、月ノ美兎ちゃんもかき混ぜたというカレーを1000円で販売していた。
委員長の残り香がある(?)ということもあってか、飛ぶように売れていたのが印象的だった。レシピとしてはこちらの「ファイナルカレー」で、過去に50人前をつくったこともあったが、倍以上の量ということでかなり大変そうだった。
— 小林銅蟲 (@doom_k) June 1, 2018
個人でカレーを120人分仕込むと水を除いても30kgになり未知のトラブルしか起こらないことが分かった
— 小林銅蟲 (@doom_k) June 1, 2018
まあ仕上げたのは委員長なので
— 小林銅蟲 (@doom_k) June 1, 2018
朝まで起立しナイトに参加していただいた皆様、すごく緊張していたのですが、喋り出したら凄く楽しくお話ができて良かったです…!本当にありがとうございました!
動画勢の皆様もしばらくお待ちください〜!!!— 月ノ美兎🐰【にじさんじ所属】29日23時~配信 (@MitoTsukino) June 1, 2018
本日は本当にありがとうございました。
やっと自分の声で、言葉で感謝と想いを伝えられた気がします。
これからも、自分の出来る事を一生懸命僕なりに続けていきます。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
関わってくれた全ての方に感謝致します。— ねづみどし (@nezumidosi_) June 1, 2018
会場の様子は後日動画でネットに投稿されるようだが、本レポートでは、盛り上がったシーンの会話を抜粋してまとめていこう。
好みのタイプは「笑いどころがかぶっている人」
冒頭では、委員長の「きりーつ!」といういつもの号令がかかると、来場者が即座に立ち上がる。「きをつけ! こんにちは、月ノ美兎です。よろしくお願いしますー」と挨拶し、その後「着席〜」と語りかけると、会場から「早い!」とどよめきが上がっていた。生放送では「きりーつ! きをつけ!」で「着席」がなく、リスナーに立たせた設定のまま配信を聞かせることで有名な委員長だが、さすがに今回の長丁場では配慮したのだろう。
最初の1時間ほどはフリートークで、客席のファンを指名して質問を受けていた。過去、委員長にリアルで話せたのは4月に実施したニコニコ超会議の「バーチャルYouTu”BAR”」ぐらいで、かなり貴重な機会だったはず。例えば、以下のような話を展開していた。
●みんなに聞いていた「コラボしてほしい相手」について、にじさんじ2期生の剣持刀也くんという回答をもらったことに対して
委員長 本当は『みとラジ』第2回は刀也君だったけど、えね(万楽えね)さんとのコラボ話が持ち上がったため急遽、詩子お姉さんになりました。
●「ニコ生で『受肉』(普段はCGが2Dだが3Dされたこと)してどうだったか?」という話について
委員長 本当にぴったりフィットという感じで、指は曲げる力がない感じだったけど、それ以外はすごかったです。髪の毛もサラサラでしたし、すごくいい感じでした。やっぱフルトラッ……あー、あーあー……。できれば動いたほうがシンクロ率は上がりますよね?
●「得意料理、よく作っている料理はなんですか?」という質問に対して
委員長 豚肉焼いたりとかしてますね。ご飯も炊けるし、フライパンに油を敷いて豚肉を乗せることができるので。レタスとかをちぎることもできます。
●「委員長がタイプの人は?」という質問について
委員長 年齢とかは割とどうでもいいんですよ。性格的な問題になるんですが、自分と笑いどころがかぶっている人がいいですね。あと何を嫌いと思うかというのも結構重要だと思います。ありがちな話で、好きなものが一致するより嫌いなものが一致したほうが仲良くなれてしまったみたいなのがあって、あながちバカにできない感じがします。
●「今日一緒に来ている友人(漫画家のほっぺげさん)が月ノ美兎さんが本当に好きで、今月、彼が誕生日なのでお祝いの言葉が欲しい」との呼びかけに対して
委員長 (超会議のバーチャルYouTu”BAR”でも話したことを指して)何かの力が働いているんでしょうか。ほっぺげさーん、誕生日おめでとうございます。何歳かは存じ上げないのですが、今年も楽しい年になるといいですね。
*次ページでは、小林銅蟲先生との「草食」トークなどをまとめっ!