中国・ファーウェイ、クラウドVRサービスの普及に向けた産業間協業に関する計画を発表
ファーウェイは、10月17日~19日に中国・杭州で開催されたイベント「ウルトラブロードバンドフォーラム 2017」において、クラウドを介したVRサービスの発展、技術革新の促進、ビジネスシナリオの創出、包括的な産業エコシステムの構築に向けて、VRオープンラボを軸とした産業間協業に関する計画を発表した。
米ガートナーの「先進テクノロジーのハイプサイクル:2017年」によると、ゲーム、映像サービス、ライブ放送分野におけるVRの利用は今後2年間で飛躍的に発展すると予想されている。中でも、クラウドを介するVRサービスは、軽量な端末、低コスト、クラウドレンダリングなどを特長とし、迅速な大規模展開が実現できるため、将来のVR産業の主流となることが見込まれている。
一方、黎明期にあるクラウドVRサービス分野の発展を加速するには産業全体での取り組みが求められる。クラウドVRサービスに関わる各社は価値創出とビジネスモデル構築に向けたソリューションを探し求める必要がある。
今回発表した産業間協業の計画では、クラウドVRサービスに関わる上流と下流のパートナーが産業発展への道筋をともに探求できるよう支援することを目指し、ビジネスアプリケーションシナリオ、サービスソリューション、ベアラネットワークにおけるイノベーション、通信事業者のサービス実現に注力していく。産業間でのエンドツーエンドでの協業によって、VRオープンラボは、エコシステムのシームレスな橋渡しを行い、市場でのVRの普及を促進していく。
ファーウェイは、今回の産業間協業計画の提唱者として、同社のiLabをベースに1000平方メートルにおよぶラボスペース、エンドツーエンドのネットワーク機器、多数の専門スタッフを提供し、共同イノベーションに向けて産業パートナーと連携し、ビジネスの成功を目指す。現在で、30社のパートナーがVRオープンラボを通じた産業間協業に参加しているとのこと。
ファーウェイとパートナー各社は、10月17日~19日に開催された「ウルトラブロードバンドフォーラム 2017」において、クラウドVRサービスを介した映像サービス、ゲーム、ライブ放送、大空間での遠隔VR eスポーツやライブ放送、ソーシャルフィットネス、音楽など、多数のイノベーションを共同で披露している。
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