闘会議2016に出展してきました バーチャルボーイとGear VRでHMDの歴史を体感
1月30、31日に幕張メッセで開催されたゲーム実況とゲーム大会の祭典「闘会議2016」。2日間で4万7000人が来場し、ネットでの視聴者数はのべ680万人という大規模なイベントになります。
VR・パノラマ系メディアのPANORAでは、まるなげ広場にて「レトロゲームフリマ」を実施してきました。セガサターンやメガドライブがあしらわれた「MARS SIXTEEN」さんのパーカーやシャツ。ファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ、バーチャルボーイなどの往年の名機とともに、Gear VRやOculus RiftといったVR機器もカバーして、見ごたえ抜群の状況でした。2日間で数百名の方にご来場いただき、かなり賑わっておりました。
特にほぼフルコンプされたメガドラゲームは圧巻の一言。
実はこれ北山さんの私物で、あまりにセガ愛が高まりすぎて、きちんと版権をとってメガドラやサターン、ドリームキャストなどのTシャツまでつくってしまったという経緯があります。
撮影が終わりました…( ˘ω˘ ) pic.twitter.com/ZmrswUI8h7
— 上坂すみれ (@Uesakasumire) January 20, 2016
MARS SIXTEENさんといえば、最近では声優・上坂すみれさんの写真でメガドラパーカーが注目を集めていましたね。ブログでも言及されています。
メガドラは「おっさんホイホイ」な展示だけあって、試遊台は年齢層高めの人だけかなと思いきや、若い世代も「ぷよぷよ」などを楽しんでいました。
かつてゲームソフト屋やデパートの店頭で展示されていたゲーム機を遊んでいたように、みんな目を輝かせながら楽しんでいたのが印象的でした。ゲームの持つ力って、スゴい!
もちろんPANORAなので、VRの楽しさもきっちり広めたい。ということで、今回は1995年に発売された任天堂の3Dゲーム機「バーチャルボーイ」と、2015年に発売されたサムスンの「Gear VR」という2台を並べて展示。バーチャルボーイではハドソンの「バーティカルフォース」、Gear VRではCCP Gamesの「Gunjack」というシューティングを用意し、20年の時を経てゲーム向けのヘッドマウントディスプレーがどう変わったのかを体感してもらいました。
実は筆者、バーチャルボーイ初体験だったのですが、まずアイカップ部分が細くて汚れにくく、フォーカスやIPD(瞳孔間距離)の調整もきちんと用意されていて、さすが任天堂というつくり込み具合に驚きました。単三乾電池6本で動くという手軽さ、1万5000円という売価も素晴らしい。
ゲームのバーティカルフォースも面白い。普通の縦シューと思いきや、2層に分かれていて、自機を浮かばせたり潜らせたりして、うまく敵と同じ層に合わせないと弾が当たらないという仕掛けがあるなど、ゲームづくりで学ぶことも多いです。今後のイベントにもぜひ持って行こうと思いますので、ぜひ体験してみてください。
20年経っても、いいゲームの楽しさは変わりません。
Gunjackはクオリティーが非常に高いゲームだけあって、初めてのVRゲームにぴったり。最初の出撃シーンがまずアツい。まるで自分がコックピットに座ったような感覚で、四方八方から迫りくる敵を撃墜していくという内容も面白いです。熱中しすぎて「こちら」の世界を忘れて叫んだり顔を動かしまくったりして、一緒に来ている友人などに笑われているケースも多くみかけました。そしてその友人がGear VRをかぶると、今度は同じ反応を見せるという(笑)。
ほとんどの人がVR機器を未体験で、「なにこれ!」「すごい!」と感動していました。
百花 繚乱さん、コジマ店員さんをはじめ、niconicoの有名人の方々にも体験していただけました。
バーチャルボーイなう pic.twitter.com/HJCN5I7fUJ
— コジマ店員 (@kojimatenninn) 2016, 1月 30
次にPANORAが実施する企画は2月21日に秋葉原のUDX CONFERENCEで開催する「VRまつり2016冬」。PlayStation VRとHTC Viveに触れる数少ない機会いです。チケットには限りがございますのでお早めにお申し込みいただければ幸いです。
VRはいくら言葉を重ねても、その面白さは絶対に伝わりません。「VR元年」の今年、一人でも多くの人にVRの面白さを知っていただくためにPANORAでも尽力していきます。
(文/Akito Tada、Minoru Hirota)
●関連リンク
・闘会議 ~ゲーム実況とゲーム大会の祭典~
・MARS SIXTEEN