360度の恐怖で夏のアツさを乗り切れ! 「ニコニコ町会議 in 滋賀県彦根市」ではVRホラーカーが大人気
動画コミュニティーサービスの「niconico」は17日、滋賀県彦根市にて「ニコニコ町会議 全国ツアー 2016 in 滋賀県彦根市 彦根ゆかたまつり」を開催した。4月に幕張メッセにて開催する「ニコニコ超会議」の出張版として夏〜秋にかけて実施しているイベントで、5年目となる今年は9会場での開催を予定している。
既報の通り、完全オリジナルのホラーコンテンツを提供する「VRホラーカー」と、カドカワの通信制高校「N高等学校」の本校がある沖縄伊計島に行った気分になれる「VR伊計島体験」というVRコンテンツの展示が、VRファンにとってはうれしいところだ。早速、レポートしていこう。
メインステージでは、石田三成に扮した大久保市長やマスコットキャラの「ひこにゃん」なども出演していた。
地元ネタでは、グリーンバックの前で演技してクロマキー合成することで、例の石田三成CMの出演者になれるという「やっぱり三成!石田三成CMに出演ブース」も興味深かった。
VRホラーカーは、スズキのハスラーを利用。紫をベースに、テレビちゃんやおばけをあしらった仕様になっている。
後部座席でHTC Viveをかぶり、2人1組で体験する。オープン直後と15時30分に整理券を配布し、指定した時間に来て並ぶというシステムだった。ちなみに1枚の整理券で2人の入場が可能だ。
筆者もなんとか整理券はゲットしたのだが、会場では行列が本当に途切れずに体験できなかったのが残念だった。ちなみに上の写真の方々は1時間ぐらい待っての体験だったとのこと。町会議はあと8会場残されているわけだが、ホラーカー目当ての方は早めに並んでおくか、炎天下の中、行列に並んでも大丈夫なように暑さ対策をしておいたほうが無難だ。
周囲から見ている限りでは、車内はエアコンが効いていて快適そうだった(というかゾッとする?)。VR初体験だった方からは、つけた途端に「えっ、何これ!?」と驚きの声も聞かれた。そして体験が終わったあとには、なんとお化けになれるサプライズも用意されている。ネタバレになるので詳しくは語らないが、1回で2度オイシイ設計がいいですね。
もうひとつのVR伊計島体験は、Gear VRでの提供だった。N高では、以前にもGear VRを使った入学式を実施していたが、そのときの映像ではなく新たに撮影した素材だという。
校内の様子や校舎屋上からの開放感ある視界、近くのビーチ、立体視で撮影された授業の様子など、現地の雰囲気が伝わってくる360度映像だった。N高が気になっている中高生は、ぜひかぶってみてバーチャル体験入学してみてはいかがだろう。
次の町会議は、7月31日の大分県大分市だ。発表されていない1会場を除いて、九州では今年唯一の開催となる予定なので、九州のVRファンはぜひとも体験してみよう。
(TEXT by Minoru Hirota)
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