モノビット「Monobit Unity Networking 2.0」「Monobit Revolution Server」提供開始
モノビットは、ゲーム向け通信ミドルウェア「モノビットエンジン」の新製品「Monobit Unity Networking 2.0」およびサーバ新製品「Monobit Revolution Server」を提供開始した。新コアを採用することで、従来製品に比べて大幅な高速化を実現しているほか、サーバにゲームコードが記述できるようになっている。
●Monobit Unity Networking 2.0
「Monobit Unity Networking 2.0」(MUN)は、Unity専用の無料アセットだ。クライアントプログラムだけでマルチプレイゲームを簡単に実装できる。新製品の新コアを採用し「2.0」にバージョンアップされた。本アセットを使用しているVRボイスチャットミドルウェア「VR Voice Chat with MUN β版」も近日バージョンアップ予定となっている。
【MUNの新たな特徴】
・新開発の通信エンジン「Monobit Revolution Server」の新コアを採用し、通信性能が大幅に向上。
・従来のTCPに加えて、UDP/RUDPを正式サポート。
・C#、C++でサーバにゲームロジックの記述が可能に。
・サーバのソースコードを公開し、サンプルの改造によるオンラインゲームを開発可能に。
●Monobit Revolution Server
「Monobit Revolution Server」(MRS)は、オンラインゲームやネットワークアプリの開発・運用に利用できる高性能な通信エンジンを含む総合サーバーパッケージだ。Linux/Windowsサーバで動作し、あらゆるジャンルのマルチプレイ要素をスムーズに開発できる。「オンラインゲームを支える技術」の著者でもあるモノビットCTO・中島謙互氏による設計のもと、ネットワークエンジンのエキスパートが開発を手がけており、高スループットと高レスポンスに加えて、柔軟な開発・運用を実現する。モノビットエンジン公式サイトにて、無料ダウンロードできる。商用ライセンスの価格は、100同時接続まで無料、1同時接続あたり20円(税抜)/月(1000接続から申込可能)となっている。
【MRSの基本性能】
・対応プロトコル:UDP/TCP/RUDP
・対応言語:C#、C++(クライアント、サーバ共)、JavaScript(サーバ)
・対応ゲームエンジン:
- Unity(IPv4/IPv6)(初期)
- Unreal Engine(順次対応予定)
- Cocos2d-x(順次対応予定)
・対応プラットフォーム:
- iOS(初期)
- Android(初期)
- Windows(初期)
- MacOS(初期)
- Linux(初期)
- HTML5(順次対応予定)
- PlayStation 4(順次対応予定)
- Nintendo Switch(順次対応予定)
●関連リンク
・Monobit Unity Networking 2.0 ウェブサイト
・Monobit Revolution Server ウェブサイト