3DゲームもVR内でつくるヤバい時代に! Unreal EngineのVRモードがお披露目
米エピック・ゲームズは現地時間の4日、生放送サービス「Twitch」内の自社チャンネルにて、ゲームエンジン「Unreal Engine 4」のVRモードを披露。YouTubeにも同様の動画を投稿した。
現在、VRコンテンツでは、3D空間にイラストを描けるグーグルの「Tilt Brush」や、3Dモデリングが可能なOculus VRの「Medium」といった、モーションコントローラーを使うクリエイター向けツールが存在している。ゲームを遊んだり、別世界を体験するだけでなく、VR空間内で何かをつくる用途にも使われようとしている状況だ。
その波が3Dゲーム制作にも訪れた。Unreal Engine 4のVRモードを活用すれば、製作中の3D空間に自分が入り、モーションコントローラーを使ってリストの中から直感的にオブジェクトを選んで配置し、リサイズや複製を指示できる。
HTC Viveを使ってデモ。まずは3D空間内を前後左右上下に動いたり、画面を回転させたり。
バーチャル空間では、左右の手に持った2本のコントローラーから赤い光が出ている。この光をオブジェクトに合わせて指定し、おそらくトリガーを引いてつかんで……
別の場所に移動できる。VR内での見え方をその場で確認しながら、感覚的に3Dオブジェクトを置いていけるのが素晴らしい。
今度は柱を選んで……
コピー&ペーストで増やす。
パネルを開いてディティールを調整。
左手側のコントローラーに3Dオブジェクトのカタログを表示させて、右手の赤い光で指示して決定。
右から伸びる緑色の光の先にある壁のオブジェクトを配置した。
エピック・ゲームズの創設者兼CEOのティム・スウィニー氏は、VRモードの詳細について3月16日にゲーム開発者向けイベント「GDC 2016」内で明らかにすると語っていた。
(文/Minoru Hirota)
●関連リンク
・Unreal Engine(Twitch)
・Epic Games
・紹介動画(YouTube)