【独占レポ】キズナアイ「BILIBILI WORLD」で海外初、単独出展 トークではあの言葉をポロリ!?
日本語もわかる中国のファンが精鋭すぎる!
13時になると、例のバーチャルの白い空間と会場のディスプレーをつないでアイちゃんをリアル側に召喚し、ミニトークライブを開始した。
アイちゃんにもきちんとこちら側が見えており、質問に答えたり、逆にクイズを出したりと、集まったファンとのやりとりを楽しんでいた。もちろんいつもの「スーパーインテリジェント」さは健在で、ときおり謎の発言を繰り出して会場を沸かせていた。
「中国のみなさーん、BILIBILIWORLD楽しんでますかー。いっぱいいるー、ありがとう!」と登場したアイちゃん。まずは司会の人から質問を受けて、「中国のみなさんは、家族の絆とかあったかいイメージがあります!あとは食べ物は食べたことないけど、美味しそうなイメージがあります」と中国の印象を語る。
さらにアイちゃんが客席に「この中で私のことを知らない人、正直にに手をあげてください」と問いかけると、誰からも手が上がらない。逆に「私のこと知ってるよー、大好きーという人」と聞くと全員が手を挙げ、それを見てアイちゃんは「みんなのこと大好きー、やったー!」と素直に喜んでいた。
オープニングの簡単な紹介が終わったあとは、手を挙げて当てられた観客を前に呼んでの質問タイムだった。驚いたのは、集まった中国のファンは日本語が話せる人が多く、ほとんど日本語でやり取りしていたという点だ。一方のアイちゃんといえば、「アイちゃん初めまして」と挨拶した男性に「ニーハオー、アンニョンハセヨー、おー、アンニョンハセヨー」と韓国語混じりで天然ボケ(?)を見せて観客をほのぼのとさせる。
続けてはクイズコーナー。「日本とここ中国の共通点といえば、漢字ですよね。私はあまり漢字が得意じゃなくて、動画の中でも読み間違えちゃうんですけど、どうやら同じ漢字でも日本と中国で意味がまったく異なるものがあるみたいなんです。今日はそんな漢字の日本の意味について勉強しましょう!」と、アイちゃんが紹介する。
第1問は「汽車」。中国語は「自動車」を意味するが、日本ではA.バイク、B.バス、C.汽車、D.自転車のうちどれ?──という問題に挙手で答えてもらっていたが、ほとんどの人がCで手を挙げて正解していた。この様子にアイちゃんも「みんなすごーい!大正解!丸!」と大いに驚いていた。
その後、第2問の「手紙」(中国語ではトイレットペーパー)も、第3問の「走」(中国語では歩く)も手を挙げた全員が正解しており、中国のアイちゃんファンの日本語への理解度の高さを示していた。
ひやっとしたのが、その後の質問タイムだ。「中国ではやっている言葉を教えてください」という質問に対し、当てられた観客が例のFワードを口にしてしまう。これにはアイちゃんも「ふぁ、ふぁ!?」と驚き、「流行ってるの?」と確認するが、結局、例の動画のようにの可愛く何度も繰り返してしまい、観客を大いに笑わせていた。
ほかにも女声で話しかけて観客を驚かせ、アイちゃんと「にっこにっこにー」と言葉を交わす男性や……。
アイちゃんに男性と勘違いされるほどコスプレのレベルが高かった女性が質問に立っていた。
わずか30分ほどの時間はあっという間に過ぎて、すぐにエンディングを迎えていた。最後にアイちゃんは「会いに来てくれて本当にありがとうございました! また会いましょう。ピンクのサイリウムもありがとうー。また来るからねー、会いに来てねー、シェイシェイ」と挨拶して、また例の白い空間に戻って行った。
今回集まったファンは、言葉も理解しているほどアイちゃんや日本のコンテンツが好きな「精鋭」という印象だった。インターネットを経由し、見た目のかわいさとトークの面白さを武器にどんどん国境を超えて行くアイちゃん。次に降り立つのはどの土地なのか。今後も目が離せない!(けど日本にも会いに来てね!)
会場に引かれたインターネット回線が写真のように物理的に切れたり、人が会場に集中しすぎてネットが繋がらなくなって電子決済が止まり、一時物販ができなくなるというトラブルもあったとか。数々の予想外の困難を乗り越えて成功に導いた運営スタッフもお疲れ様でした。
(TEXT by Minoru Hirota)
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