Google、VR HMD内のIRカメラで視線認識しアバターの表情制御を行う技術を発表
Google ResearchはYouTube Spaces、Daydream Labsと共同で、VR HMD内のIRカメラを用いて視線などを認識し、それをアバターに反映させる技術を同社のブログで発表した。
Googleは「Headset Removal」というVR HMDで隠れたVR体験者の表情を見せる技術の研究を続けているが、今回はIR(赤外線)カメラを用いて視線やまばたきを認識し、それをアバターに反映させるというものだ。従来のHeadset Removalでは体験者の頭部CGデータを作る必要があったが、アバターならその作業が大幅に低減される。
認識された目の映像とそれをアバターへ認識させるまでのデモビデオ
アニメーションするアバターが完成
7月30日より8月3日まで、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているコンピュータグラフィックスの学会「SIGGRAPH 2017」において、「Headset Removal, Virtual Reality, and People Detection」という講演を行い、その講演内で実際に動作させる予定。
●関連リンク
・Google Labs Blog: Expressions in Virtual Reality
・SIGGRAPH 2017: Emerging Technology