LegolissとFiveHangoutsの新会社カレイドグラファーがダズルと提携 VRで深層心理マーケティング
LegolissとFiveHangoutsは、VR領域におけるマーケティング活動支援を目的とした新会社・カレイドグラファーを設立した。Gear VR用アプリ「ワンオペバーガー」などさまざまなVRコンテンツを制作するダズルと業務提携し、VRを活用した新しい体験の創造を支援する。
VR元年と呼ばれる2016年は、時間や空間を超えて消費者に新しい体験をもたらすVR技術が大きな注目を浴た。ビジネス領域では不動産業界や自動車業界などをはじめ、一般消費者の生活圏内浸透し始めている。そのビジネス規模は、2020年までに全世界で約8兆円規模に到達すると予測されており、今後も大きな成長が期待される一方、一般消費者にはVRの体験や機器購入においてさまざまハードルが取り除けていないのが現状だ。マーケティング活動を行う企業も、VRをどのように活用をするべきか、メリットなどが不明瞭な場合も多い。
データを「使う」支援を行う企業であるLegolissと、リアル店舗開発などを行うFiveHangoutが、両社の特徴を融合。新しい価値を提供することを目的とした新会社「カレイドグラファー」を設立する。両社のノウハウを活かした「体験を発見し科学する」を事業コンセプトに、企業のマーケティング活動におけるユーザーの体験データの活用を行える環境構築し支援していく。
VR技術とそれを活用する企業には、VR上でのユーザー体験データを駆使しながら一般消費者と企業の新しいエンゲージメントを創造する。また、企業のマーケティング活動導線に新しいユーザー体験を演出する店舗開発などのプロデュースを行う予定だ。一般消費者がVRによる「体験」を得ることで、企業はその「ユーザー体験」をマーケティングに活用する。これにより、深いレベルで一般消費者とのエンゲージメントを実現し、一般消費者が「感じる」深層心理のデータやエモーショナルデータを得ることが可能となる。VRから得られたデータをマーケティングに活用することで、ユーザー体験に基づくマーケティング活動をより高いレベルで実現することが可能となる。
業務提携するダズルとは、同社が2017年初旬にクローズドβ版のローンチを予定しているVRゲームや動画をはじめとするVRプロダクトの運用計画・実行、データ分析、改善のPDCAサイクルをサポートするミドルウェア「AccessiVR(アクセシブル)」を活用した連携を予定している。
●関連リンク
・カレイドグラファー ウェブサイト
・Legoliss ウェブサイト
・ダズル ウェブサイト