360度で撮って即、Gear VRで見られる!! TGS2015の「THETA S」デモがめちゃ楽しい
17〜20日に幕張メッセにて開催してる「東京ゲームショウ2015」。今年のOculus VRブースは、日本独自の新作タイトルがわんさか盛り込まれていて非常に楽しい!! 360度の実写撮影がライフワークな筆者(広田)的に大注目だったのが、10月に発売予定の360度カメラ「THETA S」(Amazon.co.jp)が国内で初出展していたこと。
さらにTHETA Sで360度写真を撮影すると、すぐにVRヘッドマウントディスプレーに転送されて「ほぼリアルタイム」で360度写真を見られるというGear VRのオリジナルアプリも展示していた。
THETA Sさん。2世代目の上位機種として登場した3世代目となるが、ブラックカラーは初めて。撮影サンプルを見ると色が黒いせいか、下を見たときに本体の端が写り込まないのがいい感じだ。
ブラックカラーでは、各種ボタンの青LEDも映える。持った感じ、若干厚くなった印象だ。
脇に大型のタブレットが置かれており、撮影サンプルを見たり、自分で撮影した写真を見ることが可能だ。
筆者的にまずググッときたのは、星空のタイムラプス撮影(一定間隔で撮影して動画にする機能)だ。今回、暗所の感度が改善されており、夜空などが非常にキレイに撮れるようになっている。ダイナミックに360度で星空が変わっていく風景をタブレットで見ていると、「えっ、こんな薄型で4万円代のカメラで撮れちゃうの!?」と驚いてしまう。
さらにめちゃくちゃラブリーなのが、スマホによるリアルタイムプレビュー!! 今までのTHETAにあったプレビュー機能は、一度シャッターを切って静止画状態で確認するというものだったが、THETA Sではリアルタイムで確認できる。
THETAは360度でカメラ周囲のすべてがフレームに入るとはいえ、どのアングルでシャッターを切るかというので画像の見え方が意外と変わってくる。プレビューなので、解像度はおよそVGA程度、フレームレートは10fpsという仕様なものの、「これぞ!」というアングルで「パシャ」っとシャッターを切れるのはありがたい。
プレビューの様子。なお、この画像はISO感度を上げ過ぎてザラザラになってるので、実際の画質評価にされないように。
アングルだけでなく、露出やホワイトバランスも変更できる。さらにTHETA Sからマニュアル撮影モードが搭載されている。
そして!そして!! Gear VRのアプリがスゴいのです。開幕ダッシュで整理券を取得して、運よくTHETA Sに導かれるという狭き門ですが、これはぜひ体験していただきたいアプリです。
顔にGear VRを装着し、手にTHETA Sを持ってシャッターを切ると、数秒後にその写真が転送されて、見回しながら閲覧できる!
アプリのインターフェースも素敵で、標準で選ばれている写真が最初から全方位に表示されていて、さらに撮影済みでライブラリに収録された画像が惑星のように目の前に水平に並んでいます。その球に目線を合わせて待つと、選択されて全方位の写真が切り替わるという仕組みです。
これは体験していただけないと本当にわからないこと。ガジェット好きはもちろん、VRを知らなかった普通の方でも「なんだこれ!」と感動できるので、ぜひ「開幕ダッシュ」でOculus VRブースに向かってGear VRのチケットをゲットしてください。THEAT S自体は、チケットなしでも展示品を触れます。
●関連リンク
・THETA S
・リコー
・東京ゲームショウ2015