一体型VRゴーグル「Mirage Solo」活用の防災VRコンテンツ開発
システムソリューションや電子部品事業などを手掛ける理経は、Lenovo社の一体型VRゴーグル「Mirage Solo」を用いて火災からの避難を体験できる防災コンテンツを開発し、提供を開始したことを発表した。
Mirage Soloは、GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応している、PCやスマートフォンを必要とせず、単体でVRコンテンツの利用が可能なVRゴーグル。(関連記事)
外部センサーを使わず、前面のセンサーカメラだけで前後左右に動く、しゃがむ、ジャンプするなどの使用者の動きをトラッキングすることができる「WorldSense」に対応することで、より自由度の高い動きができ、没入感のあるVR体験ができる。
▲避難体験VR イメージ
理経の開発したVRコンテンツでは、建物内部を実寸大のスケールで再現し、避難誘導灯を頼りに自分の足で歩きながら非常出口まで避難する一連の流れをVR空間上で体験可能。避難誘導灯が見えづらい、煙の濃い場所では低い姿勢で避難するといった避難時に重要なポイントを体感できる。
スペースがない場所で実施する場合には、コントローラによる操作も可能。本システムをベースとして、建物の内装を自社向けに変更するなどのカスタマイズを行うことや、選択肢を表示させることで、判断を問うような内容にすることもできるとのことである。
同コンテンツの詳細確認や問い合わせは、公式ホームページより行える。
(TEXT by 高橋佑司)