みずほ×富士通、VRによる買い物と決済関連の実証実験を開始 卓上VR端末「zSpace」を使用
みずほフィナンシャルグループと富士通は、みずほ銀行八重洲口支店にて、VR技術を活用した購買体験の向上と購買行動に付帯する金融サービスの提供を目的に、卓上型VRディスプレイ「zSpace」用いた実証実験を開始した。
両社は、VR技術の活用によって商品の断面などを立体的に確認することができる新たな購買手法や、購買行動に付帯する金融サービスを体験するデモコンテンツを製作した。VRを活用したサービスの汎用性について仮説検証が目的だ。デモコンテンツには、富士通のVRプラットフォームで、米・zSpaceが開発する卓上VRディスプレイ端末「zSpace」が使用される。
コンテンツ製作にあたり、みずほフィナンシャルグループからは金融知見を、富士通からは技術的知見を持ち寄っているほか、リアルな購買体験を追求するため、実在する商品の情報提供およびECサイトイメージのアドバイザーとしてイセタンサローネ メンズが協力している。
当該デモコンテンツは、みずほ銀行八重洲口支店 FinTechコーナーにて、4月17日から6月30日まで展示予定。実際に体験も可能だ。また、コンテンツが実現された未来の生活シーンを描いたショートムービーも放映している。ショートムービーはYouTubeでも公開中されている。
みずほフィナンシャルグループと富士通は、実証実験で得たノウハウを踏まえ、事業化に向けた開発や各種業務へ横展開する取り組みを進めていく。また、VR業界を含めたさまざまな企業との協業やm他の先進技術取り込みも視野に、VR活用の潜在ニーズの掘り起こしと、効果的な活用方法の研究を加速していくとしている。
●関連リンク
・みずほフィナンシャルグループ ウェブサイト
・富士通 ウェブサイト
・zSpace ウェブサイト