ケモノはいてもノケモノはいない 会場の一体感が最高なKMNZ 1stライブ『「KMNZ VR LIVE」in cluster』レポート
「ABクイズ」でファンも一緒に大盛り上がり!
ここまで3曲を歌い終わったKMNZの2人。ここで2人から、歌だけでなく皆で楽しめる『ゲーム』を持ってきたということが告げられる。今回2人が用意していたのは「ABゲーム」。
▲「ABゲーム」とは、KMNZから出題する問題に、会場の観客全員で応えるクイズゲーム。出題問題は2択になっており、「Aの答え」と「Bの答え」から正解の方を当てる。
▲回答方法は、会場の左右を「Aゾーン」と「Bゾーン」に分け、自分が正解だと思う方に移動するという形。観客の意見が分かれた場合、より人数が多い方の意見を観客の総意=「HZアンサー」と見なすルールになっている。
▲練習問題の画像で流れを紹介。まず、このように問題が出題される。今回の場合、「K・M・N・Zの読みは『きものず』である。」から「答え A:そう! B:ちがう!」を2択で選ぶ。
▲観客はそれぞれ、正解だと思う方へ移動。答えは当然Bなので、皆はBの方へ……あれ? Aにも意外といるな……。
▲移動が終わったところで、正解発表。正しい答えはB。今回の場合、Aにも人はいるがBの方が多いので「HZアンサー」はBと見なされる。つまり見事正解である。
▲なぜか意見が割れたこの問題。「知ってました!? 私たちケモノズっていうんですよ!」とリズちゃんが言うと、A派の人は驚きを隠せない様子で「!」のエモーションを連発。「いやビックリじゃないんですよ!」とリタちゃんにツッコまれるというコントのような一幕も。
▲ノリのいいHZたちのおかげで一笑いも生まれたところで、いよいよここからクイズ本番となる。問題は全6問で、うち4問正解した場合、「とっておきのご褒美」があるとのこと。これは何が何でも正解しなければ。
●第1問「KMNZ LITA、一人称は? A:おいどん B:おいら」
▲最初の問題は、リタちゃんの一人称に関する問題。
▲HZたちの回答は、ほぼ満場一致でA。
▲正解はAの「おいどん」で、ここは難なく正解。みんなあまりに迷いのない足取りで、リズちゃんも思わず「逆になんでグループ名間違えるんだよ!」とツッコミを入れる。
●第2問「KMNZ初めての出会い、声をかけたのはどっち? A:リタ B:リズ」
▲第2問目はこちら。少しずつ問題の難易度が上がっていっている?
▲しかしHZたちはほとんど意見が割れることなくBの方へ移動。
▲正解はBの「リズちゃんから」。2人の性格を知っていると意外にも感じるが、流石はVRライブに集まったファンたち。2人の事をよく知っている。2問目も見事正解。
●第3問「KMNZ LITAは狐である A:そう! B:ちがう!」
▲第3問の問題はコレ。するとHZたちは……
▲確認のためにリタちゃんのもとに集結。近くで見ながら首をかしげて悩む姿でKMNZの2人を笑わせる。
▲正解はBの「ちがう!」であったが、確認の甲斐あってか、この問題も見事正解。
▲しかし正解にも関わらず「!」のエモーションで驚くHZたちに「お前らあってるんだよ! ビックリじゃないよ!」と再びツッコミが入ることに。
●第4問「KMNZ LIZの中学生時代の部活は? A:美術部 B:調理部」
▲そして4問目。ここで出題難易度が大きく上がる。リズちゃん本人も前にどこかで触れた覚えはあるがあまり言っていないとのこと。
▲HZたちの意見も分かれ始める。より人数が多いのはAのようだが、果たして正解は……?
▲正解は、なんとB。ここにきて初めての不正解となる。なんでも「お菓子が食べたかったので調理部に行き、皿洗いの役をしていた」のだとか。
●第5問「骨の歌。入っていない骨は? A:軟骨 B:鎖骨」
▲お次はこの問題。「骨の歌」とは、リタちゃんが中学1年生のころにクラスの女の子が作った曲とのこと。ちなみに、HZの前では2回しか歌っていないのだそう。
▲これまた難易度の高い問題に、HZたちの動きも鈍る。ほとんどの人がどちらか悩んでいる動きを見せ、意見が分れたが、どちらかといえばAの人数が多い。
▲正解は実際にリタちゃんが歌って発表。歌詞に登場するのは、背骨・あばら骨・肩甲骨・尾てい骨、そして「軟骨」。つまり正解はBとなる。HZアンサーはAなので、まさかの2問続けて不正解という結果に。
ちなみに、「骨の歌」がどんな曲かは、以下のツイートも参照。
中1の頃、仲の良かったクラスのムードメーカーの女の子が作った曲です。
お聞きください。 https://t.co/GBWFAAEkMh— KMNZ LITA | リタ (@kmnzlita) January 5, 2019
ここまでの成績は正解3つ、不正解2つ。問題は次で最後で、ご褒美は4問正解しなければもらえないため、次は絶対に外せない。
●第6問「KMNZ LIZ、食べられるのは? A:アジフライ B:エビフライ
▲そして最終問題がこちら。リズちゃんは、魚もエビも苦手とのことなのだが、このどちらかは食べれるのだとか。これに関しては、今までヒントを出したことはあっても明言したことはなく、KMNZの2人からみても非常に難しい問題であるとのこと。
▲ラスボス級の問題を前に、HZたちもだいぶ困っている様子。流石に厳しい問題だったためかヒントが出る。ヒントは「見た目」とのことだが、このヒントには皆あまりピンと来ていない様子。
▲分からくともどちらかには行かなければならないので、ほとんどの人はBに移動するが……。
▲それをみた2人から、さらに簡単なヒントをもらえることに。リズちゃん曰く、「私KMNZリズ、魚は、火が通っていれば……」
▲ここまで聞けばさすがに分かるということで、HZたちは一斉にAに大移動。正解はやはりAで、ヒントのおかげでなんとか最後の問題を正解することができた。ちなみにエビフライが食べられない理由は「エビの目が怖いから」なんだとか。
ともあれ、これで6問中4問が正解。見事「とっておきのご褒美」を獲得したことになるが、そのご褒美とは一体何なのか。KMNZの2人からご褒美の発表が行われる。その名も、「ドキドキ♡ガチ恋2ショット」。
これは、まさかリタちゃん・リズちゃんと2人で写真を撮れるのか!? と思ったのは筆者だけではないと思うが、話を聞いてみるに、どうやら「観客が彼女たちと2ショット写真を撮る」のではなく、「KMNZの2人が“てぇてぇ”自撮り写真を撮る」というものらしい。
まあそれはそれでご褒美ではある。コメントでは、ポーズのリクエストも受けてくれる模様。
▲ラブリー(?)な背景をバックに撮影。
▲コメントのリクエストで、「後ろ姿からの振りむきポーズ」を撮ることに。
▲まずはリタちゃんがリズちゃんの写真を撮影。
▲写真はこちら。これは可愛い。ラブリーな背景も意外と仕事をしている。
▲次はリズちゃんがリタちゃんを撮る番。ハァハァ息を切らしながらカメラを構えるリズちゃんに、リタちゃんは「振り向きたくないんですけど!」と叫ぶ。
▲写真はこちらもいい感じ。
▲今度は2人そろっての自撮り。
▲これぞご褒美写真。観客席からも拍手が沸き起こった。
いよいよラストの1曲 みんなで記念撮影も
ご褒美写真の撮影が終わると、ここで「次が最後の曲」であることが発表される。楽しい時間はあっという間に過ぎるものだが、こんなに早く終わってしまうのはやはり少し残念。
ラストの1曲は、KMNZが「VR」と同じくらい歌っている楽曲とのこと。それは恐らく小沢健二氏とスチャダラパー氏による「あの曲」だろう。これで分かった人も多いようで、観客席ではすでにちらほら拍手している人も。
ということで、本日ライブの最後を飾る楽曲はこちら、「今夜はブギー・バック」。
●今夜はブギー・バック
▲小沢健二 featuring スチャダラパー – 今夜はブギー・バック(Cover) / KMNZ
2人の歌声、そのハーモニーの美しさが遺憾無く発揮されるこの楽曲。この曲は、「VR」とともに大阪城ホールののライブ「m-flo presents “OTAQUEST LIVE”」でも披露した1曲だ。
本日ラストの楽曲ということもあって、観客席もさらに盛り上がりを見せる。腕を上げて左右に揺れリズムに乗る観客たちという、リアルライブさながらの様子が見られたかと思えば、花火やハートなどのギフトアイテムがステージを彩るリアルでは見られない要素もあり、ここにVRライブの良さが詰まっているともいえる光景だ。
そしてついにラストの曲も終わり、エンディングトーク。ここで、KMNZの2人を含めて会場の皆で記念写真を撮影することに。
▲位置を調整して、「はい、チーズ!」
▲皆で映った記念写真が完成!
記念撮影も終わり、いよいよお別れの時間が近づく。最後に2人からサプライズのサービスが。なんと2人がステージから降りてすぐ近くまでやってきてくれた!
▲ステージから飛び降り、観客席までやってきてくれた2人。一瞬でHZに取り囲まれもみくちゃな状態に。
▲その後は2人と一緒に移動。受付ロビーでイラストを見たり……
▲ライブハウスの外で駆け回ったり。2人は「雪だあぁぁぁ!!」と全力ではしゃいでいた。
▲その後、入り口の前で再び記念撮影。
▲終わったらまたみんなで中へ。リタちゃんは階段で「オーライオーライ!」と案内係に。
▲最後は受付のカウンターに2人で登場。
▲筆者的に本日の“瞬間最高てぇてぇ度”を記録したポイント「リズちゃんの頭をなでるリタちゃん」。
▲バーテンダーの真似をしたり、手を伸ばすHZたちとバーチャル握手会したりと、最後までファンと交流するKMNZの2人。
▲そしてついに別れの時が訪れる。2人はここで感謝の気持ちやお別れのあいさつを述べた後、後ろの「STAFF ONLY]のドアへ消えていった……。
会場全てが一体となった「アットホーム」さが最高!
こうして、本日のライブは無事終了。本当に時間が短く感じる楽しいライブだった。個人的に何よりも素晴らしく感じたのは、KMNZとそのファン、HZたちの「距離感」だ。
楽曲を歌っている時にペンライトを振って盛り上げたり、コール&レスポンスでやり取りするのももちろんだが、トークやゲームの際にHZたちがおかしな行動をしてそれに2人がツッコミを入れたり、みんなで記念撮影をしたり、ステージから出て走り回ったり……「KMNZがHZを楽しませる」だけでなく、「KMNZとHZが一緒に楽しむ」ような、会場全体での一体感を強く感じることができるライブだった。
こうしたライブになったのは、KMNZの2人が歌だけでなくトーク力やファンサービス精神に優れていることと、観客がアバターとなって可視化され、観客側からも彼女たちに反応をダイレクトに伝えられる「cluster」というプラットフォームの特性がうまくかみ合った結果であるようにも感じる。
みんなが一体となって楽しんだからこその、とても温かいアットホームな空間。明日も明後日も来週も、何度でもまた来たいと思えるような、本当に居心地の良い素敵なVRライブだった。
KMNZのリタちゃん、リズちゃん、そして一緒にライブに参加したHZの方たちも、楽しい時間を本当にありがとうございました!
▲KMNZからのメッセージ
▲終了後のコメント欄
#KMNZVRLIVE 来てくれた人ありがとうー!😭😭みんなをめちゃめちゃ近くで感じれてすごい幸せでした😭❤ pic.twitter.com/gYCFVcL42n
— KMNZ LITA | リタ (@kmnzlita) February 15, 2019
はじめてのソロライブ!めちゃたのしかった!レスポンスもたくさんくれて嬉しかったよ来てくれたみんなありがとーーー! pic.twitter.com/RHSn9eqjz6
— KMNZ LIZ │ リズ (@kmnzliz) February 15, 2019
(文 高橋佑司/編集 花茂未来)
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