クリーク・アンド・リバー、「IDEALENS K2+」による「VR遠隔医療教育システム」を発表
クリーク・アンド・リバー、木村ペインクリニック、統合医科学研究所、ユニゾンシステムズは、一体型VRゴーグル「IDEALENS K2+」を使用した「VR遠隔医療教育システム」を共同開発したと発表した。6月30日まで東京ビッグサイトにて開催中の「コンテンツ東京 2017」内「第3回先端コンテンツテクノロジー展」にも出展中だ。
「IDEALENS K2+」(関連記事)を使用した「VR遠隔医療教育システム」は、木村ペインクリニック院長・木村裕明氏をはじめとする木村ペインクリニック関係者が全国の医療機関や施術所に対して行う、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)の有効な治療法「筋膜リリース注射」の遠隔教育に使用される。
筋膜性疼痛症候群は、筋肉が原因となって痛みやしびれを引き起こす病気で、日本では筋痛症と呼ばれることもある。現時点では、有効な医薬品がなく、治療によって筋肉内の痙攣を解く治療が一般的で、特に有効とされている治療法のひとつが「筋膜リリース注射」だ。
木村医師は全国の医師や施術師が集まって筋膜性疼痛症候群の研究および周知活動などを行う「MPS研究会」の会長も務め、同治療法の第一人者でもある。「筋膜リリース注射」の技術を全国に広め、筋膜性疼痛症候群の症状に苦しむ患者を一人でも多く救いたいという思いから、VRを使用した「遠隔医療教育システム」の開発がスタートした。
同システムでは、実際に木村ペインクリニック関係者が施術する様子を写した高画質の映像をリアルタイムで「IDEALENS K2+」に配信。施術現場を遠隔地からでも強い臨場感を持ちながら見学できるようになる。そのほか「筋膜リリース注射」時に必要なエコー画像の送信機能や、映像を視聴しながら対話ができる機能、簡単な操作で視点を変えられる機能など、「筋膜リリース注射」の技術習得に役立つさまざまな機能が搭載されている。
同システムは6月30日まで東京ビッグサイトにて開催中「コンテンツ東京2017」内「第3回先端コンテンツテクノロジー展」でも体験できる。ご興味がある人は、クリーク・アンド・リバーブースまで足を運んでみてはいかがだろうか。
●VR遠隔医療教育システム
・教育内容:筋膜性疼痛症候群(MPS)の有効な治療法「筋膜リリース注射」の技術
・対象:全国の筋膜性疼痛症候群治療に携わる医師・施術師
・使用VRゴーグル:IDEALENS K2+
・主な機能:
- 遠隔地映像のリアルタイム配信機能
- 治療に必要な画像(エコー画像など)の送信機能
- 映像を視聴しながらの対話機能 など
・システム開発企業/団体:
- 木村ペインクリニック
- 統合医科学研究所
- ユニゾンシステムズ
- クリーク・アンド・リバー
●コンテンツ東京 2017
・開催日時:6月28日~30日 10:00~18:00(30日のみ17:00まで)
・会場:東京ビッグサイト 東展示棟
(東京都江東区有明3-11-1)
・入場料:無料(来場招待券をウェブで申請する必要あり)
※別途有料セミナーも開催予定
・主催:リード エグジビション ジャパン
・後援:
- 映像産業振興機構
- キャラクターブランド・ライセンス協会
- CiP協議会
- 全国地域映像団体協議会
- 日本アド・コンテンツ制作協会
- 日本映画テレビ技術協会
- 日本グラフィックデザイナー協会
- 日本広告制作協会
- 日本動画協会
【第3回先端コンテンツテクノロジー展】
・クリーク・アンド・リバー出展ブース:東6ホール 19-43
●関連リンク
・クリーク・アンド・リバー VRディビジョン ウェブサイト
・木村ペインクリニック ウェブサイト