VTuberとのおしゃべりも……!? 「コンテンツ東京2019」新設のVTuberゾーンをレポート【VTuberプロダクション編】
4月3日〜4月5日までの期間、東京ビッグサイトにて「コンテンツ東京2019」が開催中だ。その第7回 映像・CG 制作展では、今回から「VTuberゾーン」を特設! 本稿では、VTuberプロダクション7社で行われていた模様をお届けする。
upd8
キズナアイちゃんをはじめ、個性豊かなタレントが総勢50組以上参加している「upd8」では、VTuberを活用してプロモーションを行いたい、もしくはVTuberを新たに作りたい企業へ向けた相談を行える。そのほか、VTuberについてよく知らないという方に対しても、どういったものなのか一から説明してくれる。
ブースを訪れるとキズナアイちゃんの動画や1stライブの模様のほか、活動の中で与えられた賞状などもここで展示されていた。また、キズナアイちゃん、YuNiちゃん、かしこまりちゃんのドデカいパネルは大迫力。
ゲーム部プロジェクト
「ゲーム部プロジェクト」とのタイアップ依頼から、動画制作におけるパートナー探しなどなど、マッチングもここでは請け負ってくれる。それ以外にもVTuberを活用したプロモーションやVTuberを新たに作りたい方も相談も受け付けているとのこと。
ブースに用意されたスクリーンには、ゲーム部の日常が描かれており、どのようなことをしているのか一目で分かる。
株式会社 ZIG
「VTuber100体プロジェクト」を実施している株式会社ZIGは、所属するVTuberを利用したタイアップや、新規参入したいと考えている企業の相談にも乗ってくれる。
ブースでは所属VTuberによるショッパーが無料で配られていた。本イベントはBtoBなため、こういったBtoC的な取り組みをしていたことに驚いた。東京ビッグサイトでの開催だったので、「ここはコミックマーケットかな?」とも……。
株式会社 SHOWBEEZ
株式会社 SHOWBEEZでは、3Dキャラクターを用いたプロモーションにまつわる悩みを解決してくれるサービスを展開。制作コストがかかる3Dキャラクターを貸し出したり、動画の企画から撮影、編集までを低価格&高品質で一任できる。
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ブースでは参考事例として動画を配信していたが、しゃべっている内容をテロップとして表示するのはもちろんのこと、フォント部分などにもこだわりが感じられた。
XRエンターテインメント有限責任事業組合
あいち観光バーチャルサポーター・キミノミヤちゃんと中京テレビアナウンス部所属・大蔦エルちゃんを運営するXRエンターテインメント有限責任事業組合。こちらでは、二人へのイベント出演やタイアップ依頼が行えるほか、さまざまなサービスを展開していた。
ブースでは独自開発した配信キットをデモンストレーション。WEBカメラ一台とPCで誰でも簡単にVTuberになれる体験を味わえる。筆者も体験してみたのだが、徐々に自宅で3Dキャラクターを動かすことの障壁が無くなってきたのだとも感じた。
株式会社 ビークエスト
競輪の結果を予測する人工知能・蒼月アイリーンちゃんを運営する株式会社ビークエストでは、バーチャルキャラクターの設定からデザイン、2D・3Dのモデリング、動画の作成やライブ配信などなど、運用するうえで必要なサポートをワンストップ提供してくれる。
本イベントでは、お話し会なるものも企画しており、蒼月アイリーンちゃんともおしゃべりできた。VTuberのことをよく知らない方にもどのような存在かより深く伝わっただろう。
株式会社 クリープ&株式会社 パークグラフィックス
株式会社クリープ、株式会社パークグラフィックス、株式会社KOUENの三社共同で展開しているサービス「IVTM」。ここでは、ゲームやアニメで培った高品質なキャラクターモデルの制作と、独自のシステムによる撮影環境でVTuberの制作・運用協力を請け負ってくれる。
また、バーチャルメイドアイドル・羽原ゆとりちゃんの運営も三社共同で行っており、ブースの看板娘のような形で売り出していた。ブースでは決められた時間ごとに彼女ともお話しでき、ここだけの体験も……。筆者は時間が合わなかったため、参加できなかったが、会場に訪れた方はぜひともおしゃべりしてあげてみてほしい。
ちなみに初日となる3日夜に放送されたテレビ東京「ワールドビジネスサテライト」で、バーチャルアナウンサーの相内ユウカちゃんが取材していたのはこちらのブース(関連記事)。