ファン感涙! でもVR体験としては…… 「ファイナルファンタジーXIV:VRタイタン討伐戦」
東京ゲームショウ2015のソニー・コンピュータエンタテインメントブースにあった「PlayStation VR」コーナーでは、既存のゲームを落とし込んだデモコンテンツも用意していた。その一つがMMORPGの「ファイナルファンタジーXIV」のボスバトルのVR版「VRタイタン討伐戦」。なお、筆者(ライター・岩井氏)は「FFXIV」未プレイなのでゲームの中身を完全に理解した上での執筆ではないことに留意していただきたい。
ゲームは、コーナーの1階と2階にそれぞれある2台のPSVRを利用して、2人のプレーヤーが同時体験する。さらにその横に設置したPS4でスタッフが操作するキャラクターが加わり、合計4人のパーティーでゲームを進行する。
まずはプレイヤーの家でパーティが集まるところからスタート。全員揃ったところでコンテンツファインダーを開いてゲームが始まる。
溶岩の流れる洞窟内に場所が移ると、巨大なタイタンが出現! 今回はナイトを選んだため、必然的に接近戦を挑まざる得ない。しかし、近づいた状態では首を上に向けないと身長の高いタイタンの足元しか見られない。さらにタイタンは大地の怒りなどの地面を攻撃する技が多く、エフェクトの出現範囲に立っていて、周囲の状況が判断がしにくくなることもままあった。
三人称視点ではこんなバトルシーンが……。
VRではこうなる。
また、VRとしては粗削りなところもあるのが少々残念だ。例えば、ユーザーインターフェースでHPが画面の左上に常時表示されているため、PSVR装着者には一部の文字がかぶってしまって見えずもどかしい。人気でファンが多いゲームだからこそ、このあたりは再構築してくれると、より気持ちよく体験できるのではと感じたのだがいかがだろうか。
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