NTTドコモ、360度映像上で5G電波を可視化「5Gリアルタイム電波ビジュアライザ」を開発
NTTドコモは、2020年に商用サービス開始をめざしている第5世代移動通信方式「5G」の実現に向けて、電波の到来をリアルタイムに測定・解析し、可視化できる世界初の実証実験用装置「5Gリアルタイム電波ビジュアライザ」を開発したと発表した。
総務省から委託された「第5世代移動通信システム実現に向けた研究開発」の成果である「5Gリアルタイム電波ビジュアライザ」は、電波の到来特性をリアルタイムで測定するデジタル受信処理装置と、360度カメラで連続撮影したライブ映像に測定結果を重ね合わせて解析する装置によって構成されている。5Gの電波が、「いくつ」「どこから」「どれくらいの強さで」到来しているか、視覚的かつ連続的に観測できるようになる。
今後は、5Gでの導入が検討されている6GHz帯以上の高い周波数帯の電波での実証実験に本装置を活用することで、ビームフォーミング機能等の技術の実現や、効率的なシステムの設計にも役立てていくとしている。
尚、「5Gリアルタイム電波ビジュアライザ」は26日まで東京ビッグサイトにて開催されている「ワイヤレステクノロジーパーク2017」併設パビリオン「5G Tokyo Bay Summit 2017」にも出展中。実験の模様などが気になる人はぜひ足を運んでみてほしい。
●ワイヤレステクノロジーパーク2017
・開催日時:5月24日~26日 10:00~17:00(最終日は18:00まで)
・会場:東京ビッグサイト 西1ホール
(東京都江東区有明3-11-1)
・併設パビリオン:5G Tokyo Bay Summit 2017
●関連リンク
・ワイヤレステクノロジーパーク2017 ウェブサイト
・NTTドコモ 5G 特設ページ