匿名メッセージサービス「マシュマロ」に新AI搭載 従来AIとの合議制に
Diver Downは、同社の運営する匿名メッセージサービス「マシュマロ」において、新たに開発したAIを搭載し、メッセージの善悪判定を新しいAIと従来のAIによる合議制で行うシステムに変更したことを発表した。
「マシュマロ」は、Web上で匿名のメッセージを受け付けるサービス。「マシュマロ」を利用している有名人などがメッセージを受け付け、匿名で送られてきたメッセージに対する回答を公開するといった使われ方をしている。最近ではバーチャルYouTuberさんの利用も多い。
悪意のある内容のメッセージをAIが検知し、事前に削除することで、利用者によりポジティブなメッセージが届きやすいようデザインしているのが特徴である。
Diver Downは、これまで収集した「マシュマロ」の利用データに基づき、より善悪の判断の制度を高めた新型AIを開発。これを「マシュマロ」に搭載し、新型AIと従来型AIという、相互に干渉しない2つのシステムによる合議制でメッセージの判定を行う方式に変更した。
これにより、今まで以上にメッセージのポジティブ/ネガティブを判定する精度を高めている。
同社では今後、AIの精度をさらに高め、匿名のコミュニケーションをより良いものにしてきたいとしている。
また、「マシュマロ」はメッセージ送信者が匿名であるため、受け取った人が自分を取り巻く全員に向けて返事を送信するというスタイルに着目し、1対1のコミュニケーションで行われるものを、1対多に変えて「みんなの楽しさ」を実現していくことを目指すとのこと。
その第1弾となる機能を、近日中に公開する予定である。
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・匿名メッセージサービス「マシュマロ」
・マシュマロ公式Twitter
・Diver Down