BitStar、VR・VTuber研究所「BitStar Akihabara Lab」を秋葉原に開設 最大7人収録が可能なスタジオも貸出
BitStarは12日、東京都・秋葉原エリアにVR・バーチャルYouTuber(VTuber)研究を行う「BitStar Akihabara Lab」の開設を発表した。同時に、研究所に併設するVTuberスタジオの貸出も開始する。
BitStarは、インフルエンサーマーケティングのトータルソリューションを提供する企業。VTuberではアマリリス組(解散済)、朝宮ゆり、七瀬タク、リオネル・エレオノール・ド・シィアニア、おさナズなどを企画・運営してきた。
今回のBitStar Akihabara Labは、モーションキャプチャーやデジタルスタジオシステムなど、VTuber事業に必要な要素技術の研究を加速させるために設立したとのこと。下記3点について業務をおこなっていくという。
バーチャルYouTuberに関する研究開発
OSS(オープンソース・ソフトウェア)開発やR&Dにより積極的に取り組む。OSSに関しては、過去にVTuberを運営するためのものについて1件、グローブ型コントローラー「Noitom Hi5 VR Glove」について2件発表し、MITライセンスで公開してきた。
・EasyFacialAnimationImager
・NoitomHi5CalibrationByNotUsingHmd
・NoitomHi5InertiaToFingerMuscle
NTTドコモやテレビ東京ホールディングスとともに「VRソーシャルビューイング」の実証実験に参画するなど、VRでの表現を広げるための活動も行なってきた。
VTuber専用スタジオおよびシステムの提供
本格的なVTuberの収録・配信を行えるように4つのスタジオを併設。メインスタジオの「α Studio」では、最大7体のVTuberがリアルタイムで同時に映像出演可能だ。利用料金は別途相談となるが、貸出も行なっている。
大規模コラボが可能なα Studio
オーディオ録音環境に特化したスタジオも
●α Studio
*モーションキャプチャスタジオ
・プレイエリア:7.2×3.6m
・機材:MVN Link x 4台、MVN Animate Pro
●β Studio
*歌収録スタジオ
・機材:SONY C-100、Free Space ProⅡ
●γ Studio
*モーションキャプチャスタジオ
・プレイエリア:5.4×2.7m
・機材:Perception Neuron Pro×2台
●δ Studio
*モーションキャプチャスタジオ
・プレイエリア:3.6×2.7m
・機材:Perception Neuron Pro×1台
バーチャルYouTuberの企画・運用
3Dキャラクターを複数体運用するなど、多岐に渡るキャラクターを手掛ける。番組制作やコラボにも対応し、モデルコンバートから、企画、収録(モーション収録から音声収録)、編集(生放送)までワンストップで実現するとのこと。
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・BitStar