ハロー、「Project ToucH」の立ち上げを発表 響木アオの「手」をつくって握手会を予定
ハローは、デジタルキャラクターと物理的に触れることをテーマにした研究開発プロジェクト「Project ToucH」の立ち上げを発表した。
第一弾企画として、8月2日18時よりCAMPFIREにてクラウドファンディングを開始し、ソーシャルテレプレゼンスの研究者である大阪大学工学部 大学院工学研究科、中西英之准教授協力のもと、同社が運営しているVTuber・響木アオちゃんと握手できる手を作成して握手会を行う。
企画の背景として、ハローは響木アオちゃんを運営する上で2次元と3次元の垣根を超える表現にこだわってきたものの、「触れる」という越えられない壁があったという。
その不可能を可能にするためにProject ToucHを立ち上げ、握手を第一の目標として「アオちゃんの手」を制作。段階を踏みながら、手以外の部分でもコミュニケーションできるプロダクトを順次つくり、他企業のキャラクターIPとのコラボも視野に入れる。
中西准教授は、遠隔地の人が同じ部屋にいるような、リアルでインタラクティブなコミュニケーションを成立させる研究を行っている人物だ。
「視覚だけの映像に身体接触という触覚を付加することでソーシャルテレプレゼンスを強化することができるのではないか」という仮説検証においては、ビデオ会議の画面にロボットハンドを取り付け、「人の手のような柔らかさと温かさ」を再現して、相手の存在感を増幅する効果があることを証明したとのこと。
「アオちゃんの手」の制作においては、「柔らかさ」や「質感」、「弾力感」、「水分」、「暖かさ」の再現を始め、手の皮に使用するシリコンの薄さ、耐久性など様々な方向から素材を選定するために議論を交わしているとのこと。
◤◢◤◢◤◢CF企画開始◤◢◤◢◤◢
響木アオと触れたいを実現、
“リアル”な握手ができる🤝💕❣️ ProjectToucH 始動 ❣️https://t.co/90flr6abqM
あなたのおててと、
響き合いたい*ˊᵕˋ)੭💓♪
よろしくお願いしますっ🐇✨#HibikiAo #ProjectToucHLab◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤🧪🧬◢
— 響木アオ🐇『流れ星ぐるぐるり』配信中! (@hibiki_ao) July 31, 2019
なお、握手体験機器としては、過去にニコニコ超会議に展示された「Miku Miku Akushu」なども知られている。
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