3Dモデルをリアル空間で見られる!! TrimbleがHoloLens向け「SketchUp Viewer」を発表
米Trimbleは7日、Trimble DimensionsにてMicrosoft HoloLens専用3Dモデルビューアの「SketchUp Viewer for Microsoft HoloLens」の制作を発表した。Microsoft Windows Storeにて17万円で配信中だ。
Trimbleは、3DモデリングソフトウェアのSketchUpシリーズを販売する企業。SketchUpで作成した3DモデルをHoloLensのMR(複合現実)上で見れるようにすることで、3Dモデラーの作業効率を上げたり、離れた場所にいる人同士の3Dモデルの分かりやすい共有を促したりするのが狙いだ。
建築家のGerg Lynn氏はこの技術を活用してデトロイトの廃墟となったバイク工場のPackard Plantを再想像するととのことだ。この計画はイタリアの2016 Venice Biennale exhibitionのアメリカ合衆国のパビリオンの一部として依頼されているという。
Lynn氏は「TrimbleのMR技術とMicrosoft HoloLensはデザインに生命を与え、デジタルと物理のギャップの橋渡しをします。この技術を使うことによって私は始まった瞬間に決意を下すことができ、デザインのサイクルをより短くして私の顧客とのコミュニケーションを改善させるだろう」とコメントしていた。
また、TrimbleはSketchUp Viewerと共に、ユーザーがモデルを閲覧したりダウンロードしたりできる3D Warehouseを用意したりTrimble Connectからプロジェクトを取り出したりできるようにする新たな拡張機能をSketchUp Desktopに向けて新しく公開する予定だ。
(TEXT by ぱソんこ)
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・SketchUp Viewer(Microsoft Windows Store)