歯の治療中にVRでリラックス「BiPSEE歯科VR」協力医院を募集
BiPSEEは、歯の治療中に患者が装着して利用するVRサービス「BiPSEE歯科VR」のブラッシュアップのため、協力パートナー歯科医院の募集を開始した。対象は東京23区内の20歯科医院。2か月間の無料体験で「患者の不安を軽減し、治そうとする力を引き出す歯科治療」を広めていく。
「BiPSEE歯科VR」は、歯の治療中に患者が装着するVRサービスだ。ゴーグルによって視界が遮断され、動画に集中することで痛みと不安を和らげる。現在特許出願中の「姿勢誘導技術」で、治療に最適な姿勢を保てるため、歯科医にも好評なVRツールとなっている。2017年にリリースしたβ版は、10歯科医院で導入され、アンケートでは96%の子どもが「歯医者さん、楽しかった!」と答えている。
「BiPSEE歯科VR」において、大切にしたことは以下の3点だ。β版を使ったパイロットスタディでは、子ども・保護者ともに高い評価を得ている。また、試験的に大人の治療にも歯科VRを導入したところ、緊張感が和らぐと好評だったとのこと。
●BiPSEE歯科VRが大切にする3点
・単に動画を見ることで気を紛らわせるのではなく、姿勢誘導技術(特許出願中)を用いて、無理なく正しい姿勢をキープできるようにする。
・歯科治療が可能になる3歳のお子さんも使えるよう、斜視のリスクが懸念される3Dではなく安全な2Dの動画を用いる。
・スタンプ機能(画面上にイラストやメッセージを表示する機能)を活用し、治療中のコミュニケーションをサポートする。
▲パイロットスタディ時の子どもおよび保護者の評価
▲試験的に行った大人の治療における評価
7月から本格的なサービス提供開始を予定しており、今回募集するパートナー歯科医院と協力して使い方やニーズの検証を進め、一層使いやすいサービスに進化させていきたいとしている。
(TEXT by 津久井箇人 a.k.a. そそそ)
●関連リンク
・BiPSEE ウェブサイト