VR空間で3Dモデルを編集・制作!HTC Vive用ソフト「Artstage」Steamで早期販売を実施中
ゲーム制作チーム・Soy Softwareは、Steamにて、VR空間でパノラマ画像や3Dモデルのペイント、モデリングが行えるHTC Vive用VR総合編集ソフト「Artstage」の早期アクセス販売を実施中だ。価格は1980円。正式リリース日は未定となっている。
「Artstage」は、VR空間内でアート制作を行うための総合編集アプリケーションだ。HTC ViveでプレイするPC向けのVRアプリケーションで、Steamにて早期アクセスとして9月2日よりリリースされている。現在のバージョンでは、主に「3Dペイント」「パノラマペイント」「ボクセルスカルプト」の3つの機能を備えている。
●3Dペイント機能
既存の3Dモデル(.obj形式)を読み込んでVR空間内で直接テクスチャペイントできる。ブラシツール、消しゴムツール、スポイトツール、トリガー筆圧設定、レイヤー、メッシュグループ操作、アンドゥ・リドゥといった、3Dペイントの基本的な機能が実装されている。編集したテクスチャはpng形式やpsd形式(レイヤー保持)で保存も可能。
●ボクセルスカルプト機能
粘土を直接こねるような感覚で3Dモデルが作成できる。作成したモデルは保存、読み込みが可能。3Dモデルファイル(.obj形式)として書き出したり、3Dペイントに送ってペイントもできる。
●パノラマペイント機能
VR空間内で360度全天球パノラマ画像(Equirectangular形式)をパノラマ表示した状態のまま、直接編集できる。3Dペイントで使える機能はそのまま使用可能。ゼロからパノラマのイラストを描くこともできる。もちろん「RICOH THETA」などで撮影したパノラマ写真を読み込んで編集することも可能だ。編集したパノラマ画像は、Facebook投稿向けに保存したり、編集した画像を貼り込んだ球形の3DモデルSketchfab投稿向けに書き出したりできる。
これまでの3D編集ソフトウェアの場合、2Dの画面上での作業となるため、間接的な操作性になってしまいがちだった。「Artstage」を使うことで、VRゴーグルとコントローラの特性を活かし、直接3D空間内で座標をポイントして編集する非常に直感的な操作を可能にしている。今後の発展性も含めて、ぜひチェックしてみてほしい。
●Artstage
・発売日:
- Steam早期アクセス版 9月2日(好評発売中)
- 正式版 未定
・価格:
- Steam早期アクセス版 1980円(税込)
- 正式版 未定
・対応デバイス:HTC Vive
・対応OS:Windows(Windows 7 SP1以上)
・言語:英語のみ
・開発/販売:Soy Software
●関連リンク
・Steam Artstage 詳細・購入ページ
・Soy Software ウェブサイト