Gear VRの単月利用者が100万人を突破 Felix & Paul Studiosの新作360度映像「Nomads」も登場
米Oculus VRは現地時間の11日、同社のBlogにて、先月だけで100万のユーザーが韓国サムスン電子と共同開発したGalaxyシリーズ専用のVRゴーグル「Gear VR」を利用していたことを明らかにした。
Gear VRは、2014年12月に開発者向けの「Innovator Edition」が199ドル(日本では2015年5月に約2万4800円)で発売され、昨年11月に製品版が99ドル(12月に約1万4900円)でリリースされた。日本でもNTTドコモやauから発表されているように、北米でもGalaxy S7シリーズを買うとGear VRがプレゼントされるキャンペーンを実施したことでユーザーが大幅に増えたと推測される。
Gear VR向けアプリは、現状では「Minecraft」などを含む250以上がリリースされている。中でも人気が高いのは、80%近くのユーザーが見ているという360度映像の分野で、よく使われるアプリのトップ10のうち7つは映像コンテンツとのこと。
本日、シルク・ドゥ・ソレイユなどの360度映像を手がけるFelix & Paul Studiosが、モンゴルやマサイ、ボルネオなど3つのエピソードを含む3D360度映像「Nomads」をGear VR向けにリリースした。来週には、Discovery VRがベーリング海での漁風景を収めた「Deadliest Catch」をリリースする。
今週には新しいアプリを探しやすいように「Library」内の「What’s New」セクションを改善する予定だ。6月には、ダウンロードしたVRアプリに手軽にアクセスできるようにGear VR向けホーム画面「Oculus Home」のデザインをアップデートする。
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