Lenovo、一体型VR「Mirage Solo」を5/11に5万1200円で発売 VR180対応カメラも3万5800円で
レノボ・ジャパンは24日、今年のCESにて発表した一体型VRゴーグル「Mirage Solo」と、VR180対応カメラ「Mirage Camera」の国内発売を発表した。本日より予約を受け付けて、5月11日より店頭販売を開始する。価格はMirage Soloが5万1200円、Mirage Cameraが3万5800円。
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Mirage Soloは、GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応しており、PCやスマホなしで単体で動作する一体型で面倒なケーブルの接続やソフトのセットアップを考えずに、電源を押してすぐにVR体験をスタートできるというのが強みになる。
また、外部のセンサーを用意せずに、前面のカメラだけユーザーの位置を検出(ポジショントラッキング)してくれる「Worldsense」に対応しているのも特徴だ。スマホ向けVRゴーグルのようなポジショントラッキングが使えない機器の場合、ユーザーは頭を動かして前後上下左右の様々な方向を見られるが、頭の位置は動かせない。一方、ポジショントラッキングできるMirage Soloでは、例えばCGのキャラクターに近づいたり、回り込んで側面や背面を見るといったより現実に即した行動を実現してくれるわけだ。
コントローラーは、片手用のものが1つ付属しており、メニューの操作などに活用できる。主な仕様は以下の通り。
・ディスプレー:2560×1440ドット液晶、視野角110度
・プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 835
・メモリー:4GB(LPDDR4)
・ストレージ:64GB(EMMC UFS)
・無線通信:820.11ac/n、Bluetooth 5.0
・センサー:ジャイロ、加速度、電子コンパス、近接
・バッテリー:4000mAh、約2.5時間駆動
・本体サイズ:幅204×奥行き269.5×高さ179.9mm
・重量:約645g
Mirage Cameraは、Googleが提唱し、YouTubeが対応している「VR180」という形式で静止画や動画が撮影可能だ。
VR向けでは2つ以上のレンズで全周を撮影する360度カメラがよく活用されているが、実際、PCやスマートフォンの画面、VRゴーグルで見る段階では正面中央にいる被写体しか見ていないということも多い。また、360度動画は動画のファイルサイズが大きくなりがちで、モバイルでは扱いにくいという状況もある。そうした課題をクリアーするために、前面の上下180度+左右180度の範囲を撮影するVR180対応カメラが役立つ。
左右に並んだ2つのレンズで立体視(3D)で撮影できるというのもVR180の特徴で、Mirage SoloのようなVRゴーグルで見るときは手前にあるものを立体的に見せることが可能。さらに、同じ動画データをスマホやPCで開いた際には、立体視用の2つの動画が並んだ状態ではなく、2D用に片側だけの動画を表示してくれる。
Mirage Cameraは、無線LANを内蔵しており、ネットワークがあるところなら撮影してすぐにGoogle Photosに静止画を、YouTubeに動画を投稿できる。さらにライブ配信にも対応。いずれもMirage Soloで見るという使い方を想定している。
電源/ファンクションスイッチ/シャッターと本体にあるボタンもかなり絞っており、詳しい設定はスマートフォンから行うというのも特徴だ。主なスペックは以下の通り。
・撮影解像度:1300万画素×2基
・プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 626
・メモリー:2GB(LPDDR3)
・ストレージ:16GB(EMMC)
・拡張カード:MicroSD(128GBまで)
・無線通信:820.11b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 + BLE
・バッテリー:2200mAh、約2時間駆動
・本体サイズ:幅55×奥行き105×高さ22mm
・重量:約139g
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