ダズル、VR体験データを可視化する「AccessiVR」正式リリース 良質なVRサービスをサポート
ダズルは8月7日、VRプロダクトの分析・運用サポートサービス「AccessiVR」(以下、アクセシブル)を正式リリースした。同社は今年3月に2億円の資金調達を実施し、アクセシブルのクローズドβを開始していた(関連記事)。
アクセシブルは、視点データをはじめとした様々なVR利用データを取得。ユーザーのVR体験を可視化することでサービス改善、目的達成をサポートする。
分析可能な項目は下記のとおり。
・基本KPI:利用人数など、基本項目の取得
・コンテンツ解析:オブジェクトの閲覧数や閲覧時間、360°動画の視聴時間やヒートマップなど
・ユーザー行動解析:3Dコンテンツにおけるユーザーの位置や視線などの行動データ
主要機能として、タイムライン機能、セクションサマリー機能、動画ヒートマップ機能を用意している。
●タイムライン機能
視線の向きや移動、アクションなどを、VR体験を行った複数ユーザーの動きを同じ時感じ国合わせて同時再生。ユーザー間の動きの違いを比較できる。任意のユーザーにフォーカスすることも可能。
●セクションサマリー機能
3DCGコンテンツ内で、ユーザーの位置や特定の行動をした場所といったデータをヒートマップ形式で表示。
●動画ヒートマップ機能
動画の再生に合わせて視点情報をヒートマップ表示。
また、今後の実装機能として、体験者の性別や年齢、利用場所、居住地域といった属性データ取得機能。加えて、ウェアラブルデバイスを用いた脈拍数データの取得を行うバイタルデータ取得機能を予定している。
【利用可能環境】
上記のとおり多種多様な利用環境に対応する。なお、DaydreamとUnreal Engine対応は2018年実装予定。また、Androidについて8月時点では、ARMv7対応のCPUを搭載した端末のみの対応となる。
【料金プラン】
プラットフォームプランと実店舗プランを用意。オプションとして、利用ユーザーのデータを整理し、考察を加えて納品するレポーティングサービスもある。
●関連リンク
・AccessiVR(アクセシブル)