Oculusもプロジェクションマッピングも! 「進撃の巨人展」はぜひ見ておくべし
11月28日から2015年1月25日まで毎日、東京・上野にある上野の森美術館で開催している「進撃の巨人展」。
原作は別冊少年マガジンで連載中の人気マンガで、単行本の累計発行部数はなんと4000万部超。2013年4月にアニメ化して、今年11月22日からは「劇場版『進撃の巨人』 前編 〜紅蓮の弓矢〜」も公開するなど、さまざまな展開を見せています。
巨人展でPANORA的に注目なのは、もちろんVRヘッドマウントディスプレー「Oculus Rift」を使った360度体感シアター「哮」(こう)ですね。内容的には、PANORAのライターでもある広田が週刊アスPLUSに寄稿した記事を読んでみてください。特に立体機動装置でトロスト区を飛ぶシーンは、ぜひ見て欲しい。
オープンから3日目となる現在、Twitterを「哮」で検索してみると、人気すぎてテーマパークのアトラクションのように1時間〜1時間半ぐらい待ってからようやく入場できるみたいです。体験した方からは、感動と喜びの声があふれていて、シアターから驚きの声が上がっていたり、拍手が巻き起こった会もあったとか。
哮のシアターでは、椅子に座ってVRHMDとヘッドホンをつけて5分ほどの360度ムービーを見ます。内容としてはトロスト区攻防戦を再現したもの。PANORA的には、机の上にDK2用の赤外線センサーがあるのが気になります。
街の上を立体機動で飛び回り、ミカサやアルミンたち仲間が話しかけてくれる。自分の向いた方向の映像が見れるため、調査兵団気分をリアルに体感できる。巨人に襲われるシーンは、ショッキングで鳥肌、絶叫モノだ。
ほかにも60メートル級の超大型巨人を1/1で立体再現したり、原作には未登場の新キャラクターの描かれた生原稿を展示するなど見所満載。プロジェクションマッピングを始め、ところどころで話題の技術を入れてるのがニクいです。
大きなスクリーンで5分のムービーを体験する「恐怖体感シアター」ブース。美術館に入り、階段を登った先では、大きなスクリーンで巨人に襲われる映像を体感。非常に迫力のある恐怖体験ができる。
壁に掲げられたらマンガにプロジェクターで映像を重ねた「エレンの闘い」。これが……
こうなる。照明や効果音付きで見ると、体感が全然変わってくるのが面白い。
3面に投影される奥行きのあるスクリーン映像では、女型の巨人との戦闘シーンが体験できる。巨人が口を開ける場面では、思わず身がすくむかも。
物語のキーである地下室を模したブース「絆と秘密」。地下室の鍵や、サシャのジャガイモ、エレンのマフラーなどと共に、立体機動装置が展示されている。
数多くの原画が演出を凝らして展示されていたり、あずまきよひこさんや、大暮維人さんらが描いた進撃のキャラクター、現代美術家による巨人をテーマとする作品などが展示されている。
当日チケットは一般が2000円、中高生が1500円、小学生以下1000円。前売りチケットはそれぞれ100円引き。「哮」には別途600円が必要となる。前売り、当日チケット共に、入場時間が指定されているので、事前にウェブサイトを要チェックだ。
また物語の主要キャラクター、エレン(CV:梶裕貴さん)やミカサ(石川由依さん)たち5人によるツアー音声ガイドも用意されている。この冬は、どっぷりと世界観にひたれる「進撃の巨人展」に行ってみよう。
●関連リンク
・「進撃の巨人展」