3DCADデータをVRで体験できる「SYMMETRY alpha」 Windows MRに対応
DVERSEは、3DCADデータをVR上で体験できるVRソフトウェア「SYMMETRY alpha」がマイクロソフトのWindows Mixed Reality端末に対応したことを発表した。
Windows Mixed Reality for SteamVRをインストールすることで、Steamよりダウンロードした「SYMMETRY alpha」を利用することができるとのこと。
「SYMMETRY alpha」は、SketchUp形式のファイルを取り込むことで、そのデータをVR空間に表示し、ヘッドマウントディスプレイを通じて体験できるというVRソフトウェア。主に建築、土木、デザイン、教育分野向けとして開発しており、Steamから無料でダウンロードできる。
ヘッドマウントディスプレイをかぶったまま、PCのハードディスク内の.skpファイルを選択し、簡単にモデルの読み込みが行うことが可能なため、VRの知識があまりなくとも利用できる。
また、建築模型を眺めているような「スタジオモード」と、建物を実寸大で体感できる「イマース(没入)モード」を自由に切り替えることができるので、3DCADデータの「スケール感」をVRで体験可能。
カメラ撮影や音声メモといった機能で画像や音声、テキストデータなどを保存できるので、VR機器を持っていない人にも簡単に情報を共有することができ、円滑な共同作業を行えるようになっているとのこと。
これまで同ソフトはHTC VIVEにのみ対応していたが、今回Version 1.6にアップデートしたことで、Windows Mixed Reality端末での利用が可能になった。
なお、Version 1.6では他に、ユーザーの要望をチェックボックス形式で回答するアンケート機能の追加なども行っている。
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・SYMMETRY alpha
・Steam「SYMMETRY alpha」
・Steam「Windows Mixed Reality for SteamVR」