VRでドッグファイトの夢、実現! バンナム「エースコンバット7」VR体験版レポート
盛況のうちに終了した「PlayStation Experience 2016」。バンダイナムコエンターテイメントも出展していたが、今回は「鉄拳7」やアニメーションタイトルの出展はなく、「エースコンバット7」VR体験版4台のみという潔い出展となった。筆者もプレイしてしてきたので、早速プレイインプレッションといこう。
タイトル画面はなにか球体の電脳空間にいるような感覚、ってエレクトロスフィア?(違います)。ボタンを押してスタートすると操縦する飛行機が目の前に登場し、一定時間眺めることができる。
ロードが終わると機内へと乗り込む。当然のことながらVRモードでは主観視点のコックピットビューだ。計器類もちゃんと3Dで作りこまれていて、自分の体も見ることができる。なお、速度計・高度計はヘルメットの中にディスプレイがある設定なのか、視線移動に追従して表示される。また武器の残数などもAR的な表示となっている。
格納庫から甲板に出るといよいよ発進。友軍機が発進後、R2ボタンを押して速度を上げ左スティックを上に……墜落。今回の操作はいわゆるリアル志向の機首上げ・下げをスティック上下で行うようだ。気を取り直して再発進! R2(中略)左スティックを「下に」いれて……離陸!
離陸したらもうこっちのもので後は敵機をひたすら撃ち落とすだけ! で、ここで一つポイントが。敵機を確認するためについつい上を向いているケースが多いのだが、「エースコンバット7」では残念なことに視線ロックオンは使えない。あくまでも前方の照準を使うことになるので、VRで視点ロックオンのゲームを遊んでる人、例えばジャッカル乗りの方とかは要注意だ。筆者も直前に遊んだVRシューティングが視点照準式だったので理解するのに時間がかかりました……。
ゲームのシステムは従来作とほぼ変わらず、約2000FTまで接近するとホーミングミサイルのロックが可能になり、近距離戦ではバルカンで敵機を攻撃できる、というシステムだ。とはいえ、敵の背後を取ってバルカンを当てるのは一苦労だが……。と、そうこうしているうちに制限時間が来てゲーム終了。
今回はあくまでVR体験版という位置づけだが、製品ではどこまでVRで遊べるのかにも期待がかかる。また酔い対策やレッドアウト・ブラックアウトなどの身体的現象の表現がVR上でも行われるかも注目しておきたい。なお、本日「エースコンバット7」の公式サイトが正式オープンし、2017年に発売されることが明らかになった。今後の展開に期待したい。
エースコンバット7 PSX 2016 PV(日本語字幕版)
Ace Combat 7: TM & (C) BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
●関連リンク
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