DMM「コワイコエ 稲川淳二のお葬式」制作発表会 VR+9.1chの最新技術と深みある怪談が融合
13日、横浜・DMM VR THEATERにおいて6月1日より7月2日まで上演される「コワイコエ 稲川淳二のお葬式」の制作発表会が六本木のDMM.comオフィスで開催された。作品概要に関しては別記事で紹介しているので、ここでは発表会の模様をお届けする。
まずDMM.futureworksの代表取締役社長の内海洋氏が登場し、企画意図を説明。シアターのスタッフの一人が夜中一人で作業中に「何か出そう」と話したことがきかけに、怪談をやるのはどうか、怪談と言ったら稲川氏が出演できないかと出演交渉したところ、ご快諾いただいてこの企画が始まったそうだ。本作は「9.1chサラウンド聴覚刺激型怪談エンターテイメント」と称して、同シアターが持つ9.1chサラウンド(通常の5.1chに加え、サイドに高さの違う4チャンネルを追加)を駆使した作品になるとのこと。
続いて稲川淳二氏と、本公演の監督・脚本を手掛ける金田敬氏が登場。稲川氏は金田監督に全幅の信頼をおいており、「最新技術による物語の深みがある怪談」を目指すことが語られた。金田監督は、怖さだけではなく情に訴えかける内容が稲川怪談の魅力と語り、お客さんを集めた参加型イベントにしたいということで、お葬式を選んだたという。とはいえ、失礼な話ではあるので稲川氏に問い合わせたところ、ノリノリで受けてくれたとか。VRなどの最新技術は怖い部分だけでなく稲川怪談のキモでもある情に訴えかける部分にも使われるという。稲川氏は最新技術と怪談の融合に大きな期待を寄せているようだ。
会場には「かくれんぼ」をダブルキャストで演じる小松未可子さん(左)と藤田咲さん(右)も登場。小松さんはホラーが苦手なので家での朗読中に出るんじゃないか、とVRを疑似体験!? 藤田さんは逆にホラー大好きでわくわくしながら録音に挑んだとか。稲川氏も数々のホラー作家を実例に挙げて、ホラーは明るい性格のほうが書きやすいとも。
さらに女優の足立梨花さんと彼女のボディーガード役(?)としてプロレスラーの真壁刀義さんも登場。だが意外にも真壁さん、怖い話は苦手の模様1?
本発表会の前にキャスト・スタッフが集まってお祓いが行われた。その映像が流れるや否や「俺だけお祓いされてないじゃないですか!」と狼狽する真壁さん。
真壁さんが稲川氏に怖い話のレクチャーをしていただき、実際にトークをしたところ、出演が決定した?という心温まる(?)エピソードも。これが稲川怪談の神髄か?
*写真提供:DMM.futureworks
(C) ユニJオフィス (C) DMM.futureworks Co., Ltd.
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