台湾のIT見本市「COMPUTEX 2016」5/31から開催 NVIDIAなどが最新VR関連機器を披露
台湾貿易センター(TAITRA)と台北市コンピューター協会(TCA)は、5月31日から6月4日までの5日間、台湾・台北市にて、世界最大級の最新ITトレードショー「COMPUTEX 2016」を開催する。ゲーム業界から注目が集まるVRやeスポーツといった話題を取り込み、VR関連企業の出展による最新機器なども披露される予定だ。
「COMPUTEX」は、世界のコンピューティング・デバイズ製造企業の3分の1以上が集中する台湾で開催される、サプライ・チェーン全体を網羅した世界有数のICT見本市だ。今回は「ネットコンピューティング・エコシステム・パートナーの構築」を展示会の位置付けとして、「IoT(Internet Of Things)」「スタートアップ(Startups)」「スマートビジネスソリューション(Business Solutions)」「ゲーミング(Gaming)」をキーワードとして掲げる。
インターネットの普及により、大人数で遊べるオンラインゲームは著しい発展を遂げ、家庭用ゲーム機・PC・スマートフォン・タブレットなどのデバイスを介して、多くのプレイヤーが世界でつながっている。近年はeスポーツとVRがゲーム業界でも注目され、eスポーツは1000億ドル市場の巨大産業に成長した。この2大ブームを取り込むべく、ワールドクロッキング大会を開催し、VR関連の企業が出展する予定となっている。
30社に及ぶゲーム関連企業が自社製品を展示予定。ゲーム製品のブランドとして世界ランク2位を誇るMSIは、30年間蓄積した技術をもとに、さまざまなツールをフルラインナップで披露する。「COMPUTEX 2013」で「トップ・インダストリー・アワード」を受賞したGIGABYTEは、VRに対応したゲーミングノートPC「AORUS」の「迷彩柄2016年リミテッド・エディション」を初公開する予定だ。
ビジュアル・コンピューティング分野において世界をリードするNVIDIAは、VR技術を駆使したゲーム機器のほか、今後ゲーム業界で普及することが予想されるTVストリーミングに着目した新製品のスマートTV「NVIDIA SHIELD Android TV console」を発表する。
このほかにも、自分だけのオリジナルPC製作で有名なCOOLER MASTERや、世界各国で25以上のプロゲーマー・チームのスポンサーを務めるThermaltakeなど、多くの企業の参加が決定している。
●COMPUTEX 2016 概要
・開催日:5月31日~6月4日
・開催場所:台北世界貿易センター南港国際展示会場
・主催:台湾貿易センター、台北市コンピューター協会(共催)
●関連リンク
・COMPUTEX 日本語公式サイト