ネズミと一緒にミニチュアのような絵本の世界を冒険!「Moss」【E3 2017】
6月12日の「PlayStation Media Showcase」で電撃発表されたPolyarcの「Moss」。一見するとどんなゲームになるのか想像がつかなかった人も多いはず。
Moss – PlayStation VR Gameplay Announcement Trailer
これは実際にプレイしてどんなゲームかを確かめねば! とはいえ、PlayStation VRブースの予約は極めて困難。そのまま遊べずに終わるのか……と思ったら、ミーティングルームに自社ブースをオープンしていることを発見。なんとかプレイ予約を取り付けることができた。なお、Polyarcは「Halo」シリーズや「Destiny」を開発したBungie社のスタッフを中心として設立されたVRタイトル開発のスタジオだ。
Polyarcの「Moss」体験ブース。
主人公のネズミ「Quill」のフィギュア。筆者もいただきました
ゲームはサイドビューが主な視点となる場面切換型アクションアドベンチャーで、プレイヤーはDualShock 4を動かすことで水色のカーソル(神の力、ということらしい)を、左スティックでネズミのQuillを操作する。Quillはジャンプ、攻撃も通常のアクションゲームのように行える。
一方、カーソルはR2ボタンを押しながらDualShock4を動かすことで、いろいろな仕掛けを動かすことができる。また、今回登場した範囲の甲虫のような敵キャラも同様の操作で自由に動かすことができる。これは謎解きにも使う。
最初のシーンでは「Moss」の絵本が。ページをめくって絵本の世界に入っていく
ゲーム内での主人公のQuill。剣を使って戦うがネズミなので巨大な敵には一苦労。虫ですら同サイズなのだ
手すりのあるものはカーソルを移動させて動かすことができる。いろいろなものを動かしていくことになるだろう
敵の甲虫はカーソルを合わせてボタンを押すと足止めや移動が可能。タコ殴りされるのは避けたいところだ
いかにも怪しいフットスイッチが2か所。一つはQuillが踏むことになるのだが……。
甲虫を動かして同時に踏ませると仕掛けが作動する!
クモの巣が点在する怪しげな通路の先には……?
1つのコントローラで2つのプレイヤーを動かすというもどかしさ(ソーシャルスクリーンの活用にも期待したい)と、絵本の中のミニチュア世界を旅するという設定が面白そうな印象を得た。特に世界の作りこみはかなり力を入れられており、世界をじっくり見まわすだけでも楽しめそうだ。また、ボス戦も小さなQuillがどのような戦い方をするかも気になるところだろう。
「Moss」はPlayStation VR独占タイトルとなっており、2017年のホリデーシーズンに発売予定。日本での発売も期待できそうなので続報に期待したい。
(TEXT by Shogo Iwai)
*E3 2017のレポート記事まとめはこちら
●関連リンク
・Polyarc(英語)
・「Moss」公式サイト(英語)
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