HTC、TPCAST製のViveワイヤレス化キットを発表 日本時間で12日0時より限定数販売
台湾HTCは11日、TPCASTの制作したHTC Vive向け無線アップグレードキットを発表した。価格は1499人民元(約2万3500円)で、同社のオンラインショップにて北京時間で11月11日23時(日本時間の12日0時)より販売を開始するという。出荷は2017年の第1四半期の予定だ。
TPCASTは、HTCが立ち上げたVRスタートアップ向け支援プログラム「Vive X Accelerator」の投資先だ。HTC Viveには、2つのベースステーションで囲んだ空間を歩けるという大きな特徴があったが、いろいろ動き回る際にPCとヘッドマウントディスプレーをつないでりうケーブルが邪魔になるというのが難点だった。
今回発表したアップグレードキットの送信側のユニットをPCに、受信側のユニットをヘッドマウントディスプレーの後頭部につけることで、無線でVRコンテンツ体験ができるようになる。
ケーブルレスというと、同じPC向けVRゴーグルの「Oculus Rift」では、10月に開発中という一体型の「Santa Cruz」を披露していた。また、インテルも「Project Alloy」、クアルコムも「Snapdragon VR820」といったリファレンスモデルを用意し、一体型の分野での普及を狙っている。
*追記 Vive JapanのFacebookページによれば、日本での発売は未定とのこと。
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