2016年Q1のグラフが……伸びすぎだ!! Digi-Capital、AR/VRへの投資調査を発表
英国の投資銀行、Digi-Capialは同社のブログにて「The reality of AR/VR venture capital」という記事を公開し、AR/VRベンチャーキャピタルにおける現状を報告した。
記事によれば、2016年3月までの12ヵ月間に投資された金額は17億ドル(約1865億円)で、うち12億ドル(約1317億円)が2016年の第1四半期のみの金額とされている。また、評価額が10億ドル以上の有望株である「ユニコーン企業」は、Magic Leap、Oculus VR、Blippar、Mindmazeの4社が存在している。
詳細を読み解いていくと、17億ドルのほんとど半分はMagic Leapが占めているが、その金額を除いても2015年のQ4と2016年のQ1を比較して45%以上成長していると語っている。
記事中では、コロプラネクストなどを含む世界の投資企業の意見が語られているが、個人的に興味深かったのは「Don’t show me dragons」というパートだ。
Borealis VenturesのマネージングディレクターのJesse Devitt氏は、「私にもうドラゴンを見せるのをやめてください。確かにあなたは美しいドラゴンをVRの世界に再現して、それはクールなことですが、私にとっては20回目で見飽きています。何かもっとAR/VRで便利なことを提案して」とコメントしていた。もはや目新しい体験だけで説得できる時代は終わっていて、どんなコンテンツやプラットフォームを提案するかという時期に移行していることを示している。
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