InstaVR、360度VR動画ストリーミング配信機能を提供 長時間コンテンツの配信も可能に
InstaVRは、同社が提供するウェブベースのVR作成・配信ツール「InstaVR」において、360度VR動画のストリーミング配信機能の提供を開始した。360度動画のファイルサイズや再生時間に制限されることなく、高解像度のコンテンツが提供可能となる。
「25分間のフィットネストレーニング」「45分間の没入型ドラマ」「60分間の授業・講義」「90分間のスポーツ試合」「120分間の360度映画」といったコンテンツはもちろん、さらに長時間のコンテンツなども配信が可能となる。また、2D動画のストリーミング再生にも対応しているため、VR空間内で映画館での映画鑑賞体験や、大会場でのパブリックビューイング体験などを実現することもできる。
これまでの「InstaVR」は、アプリ同梱かダウンロード配信によって360度動画再生に対応していた。そのため、アプリサイズ制限によって同梱できなかったり、端末のストレージ容量を圧迫してしまったりということが課題になっていた。
今回、新たにストリーミングでの360度動画の配信に対応したことで、360度動画コンテンツのファイルサイズや再生時間に制限されることなく、大量の360度動画コンテンツを活用したVRアプリを、プログラミングなしで作成し、iOS、Android、Gear VR、Daydream、ウェブ、Oculus Rift、HTC VIVEに配信できるようになった。利用方法も非常に簡単で、ユーザーは「InstaVR」上でストリーミング配信したいコンテンツの配信方法を「ストリーミング」に変更するだけでOK。動画ストリーミング配信サーバーを自社で構築する必要なく、4Kや8Kでの超高画質配信の動画ストリーミング配信を実現できる。
動画配信システムは、ユーザーがアップロードした動画をストリーミングに最適な形式に変換し、「InstaVR」のグローバルコンテンツ配信ネットワークを活用して、大人数が高速かつ安定的に動画ストリーミングを再生できる環境を提供。
また、本機能の追加にあわせて「InstaVR」プロ版には価格変更無しで「動画ストリーミング帯域幅500GB/月」が同梱される。「InstaVR」ユーザーであれば、使用状況に応じて追加の動画ストリーミング帯域幅が購入可能だ。また、すでに自社で動画ストリーミング配信システムを保持しているユーザーの場合、自社の動画ストリーミング配信システムを介して、「InstaVR」で作成したVRアプリにストリーミング動画を配信することも可能となる。
●関連リンク
・InstaVR ウェブサイト