Google、新ビデオフォーマット「VR180」発表! 普通のカメラでVR動画を作成
Googleは日本時間の6月23日、手軽に180度VR動画を作成できる新しいビデオフォーマット「VR180」を発表した。通常のカメラで動画を撮影するだけで、180度見渡せるVR動画を作成できるのが特徴。
対応デバイスはGoogle CardboardとDaydream、PlayStation VR(PS VR)で、遠近感も3D映像のように立体的に見えるとしている。さらに、クリエイターがファンと一緒に楽しめるようにと、ライブストリーミングもサポート。動画編集に関しては、近日中に「Adobe Premiere Pro」が対応することも示唆している。
動画の視聴イメージ(クリックで再生)。Google Cardboardに対応しているので、安価かつ手軽に動画を視聴できる。
すでにVR180で作成した動画リストも公開している。対応デバイスを所持しているなら、今すぐVR180動画を体験可能だ。
また、Googleは「使いやすいカメラを作りたい」とし、本プロジェクトに協力しているDaydreamチームはいくつかのメーカーと共にVR180用のカメラを設計。価格はコンパクトデジタルカメラと同程度で、VRコンテンツクリエイターだけでなく、個人で思い出をVRで撮影したい人にも向いており、動画やライブストリーミング動画はYouTubeに簡単にアップロードできるとのこと。
そしてLenovoやLG、YIといったメーカーから、今年の冬にも登場するとしている。このほか「VR180認証プログラム」も開始しており、VRカメラを手がけるメーカーのZ CAMが最初のパートナーになることも決定。
Googleが公開したVR180向けカメラのイメージ図。ステレオカメラになるようだ。
こちらはLenovoのプロダクトページに掲載のイメージ図。
●関連リンク
・米Google公式ブログの該当記事
・VR180