Epic Games、メタバース領域の増強に向け10億ドルの資金調達を達成 ソニーから2億ドルの投資も

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Epic Gamesは13日、メタバース領域に対する長期的なビジョン達成に向け、10億ドルの資金調達を完了したことを発表した。これにより同社の株式評価額は287億ドルとなる。

Epic Gamesは、ゲームエンジンの「Unreal Engine」をはじめ、「Fortnite」などのゲームを開発している企業だ。特に「Fortnite」は、もともとバトルロワイアル型のゲームとしてリリースしたものの、現在はプレイ人口の増加などから、よりソーシャルな体験を重視しており、ゲーム内でアーティストによりライブなども行っている。アメリカのラッパーであるトラビス・スコットさんのライブでは、同時接続数1200万人以上を記録し、現在のメタバースへの関心を高める要因の一つとなった。

今回の資金調達ラウンドには、ソニーグループによる2億ドルの戦略的追加投資も含まれている。これは、両社の関係をさらに密接とし、テクノロジー、エンターテイメント、ソーシャルに接続されたオンラインサービスなどの向上をより強化するためのものだ。なお、Epic Gamesは引き続き単一クラスの普通株式のみを発行しており、CEOのTim Sweeney氏が支配株主だ。

Tim Sweeney氏は、今回の資金調達についてEpic Gamesおよびメタバースに対する同社のビジョンを支持してくれた投資家へ感謝を伝え、以下のように述べている。

「彼らの投資は、『Fortnite』、『Rocket League』、『Fall Guys』などのコネクテッド・ソーシャル・エクスペリエンスの構築に向けた取り組みを加速させるとともに、Unreal Engine、Epic Online Services、Epic Games Storeによってゲーム開発者やクリエイターに力を与えることになります」

*お詫びと訂正:初出時、タイトルにて「ドル」とすべきところを「円」と誤植しておりました。お詫びして訂正いたします。(2021年4月14日22時03分)

(TEXT by アシュトン

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