カヤックのベトナム子会社、バーチャルYouTuberの制作受託を本格始動
面白法人カヤックは6月8日、連結子会社である「カヤック ハノイ」(KAYAC HANOI CO., LTD)で本日よりバーチャルYouTuberの制作受託を本格的に開始したことを発表した。個人からも制作を受け付ける。
カヤック ハノイは2016年2月よりカヤックグループ傘下として、ゲームやVR向けの3DCG素材をメインにオフショア開発を行ってきた。
そして昨今のバーチャルYouTuber需要の高まりを受け、カヤック ハノイでこれまで受けてきた日本特有のアニメテイストモデルの経験と、現地採用エンジニアによる高クオリティなCG素材制作のノウハウ、そしてカヤックで開発した「カマクラシェーダーズ」(参考:カヤックのブログ)を生かし、高クオリティかつ低コストで提供するという。
日本語案内ページも公開
すでにカヤック ハノイではVTuber制作に関する日本語の案内ページも公開している。
案内ページでは陰影をブラシで書き込んだCGモデルのほか、セルルック調テイストも可能なこと。様々な表情に対応できること。またQ & Aでは、制作ソフトや部分作製の可否、納期、納品フォーマットなどを公開している。
▲モデル作例。右がセルルック調
個人からも依頼を受け付ける
ベトナムのカヤック子会社「カヤック ハノイ」が、オフショアで数多くの3DCG制作をしてきたノウハウを生かして、VTuberの制作受託を本格始動しました!
企業だけでなく、個人からの依頼もお受けしますので、お気軽にお問合せください。https://t.co/Ds8WMQAKXE pic.twitter.com/4kwrpicDya
— 面白法人カヤック (@kayac_inc) June 8, 2018
さらに、法人だけでなく、個人からも受け付ける。プロクオリティの仮想ボディを個人でも手に入るチャンスだ。
ちなみに、昨年夏に配信され話題となった「傷物語 VR」はカヤックが制作している。作中のヒロイン「キスショット」のようなかわいい仕草も、その技術を活かして今後のVTuberで見られるかもしれない。
(執筆 花茂未来)
*個人からも制作を受け付ける内容を追記いたしました(2018年6月8日15時)