MSI、GeForce GTX 1060搭載「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」発売 近日下位モデルも
MSIは、NVIDIA GeForce GTX 1060を搭載したオリジナル設計モデル「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」を発売開始した。市場想定価格は3万6800円(税抜)。また、下位モデルとなる「GeForce GTX 1060 6GT OC」も近日発売予定としている。
「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」は、Pascalアーキテクチャを採用したGP106コアをベースに、1280基のCUDAコアを統合したGeForce GTX 1060と6GB GDDR5メモリを搭載し、MSI独自の高性能冷却機構「TWIN FROZR VI」を採用することで、NVIDIAのリファレンス設計よりも、GPUコア、グラフィックスメモリとも高クロックで動作する。
「TWIN FROZR VI」では、従来型ファンブレードと、よりひねりの大きな羽根を用いることでエアフローを加速し、冷却効率を上げる分散型ファンブレードを組み合わせた「トルクスファン」を改良。風圧を22%向上した「トルクスファン2.0」を採用している。ファンの強靱性と耐久性を高めるため、ダブルボールベアリングを採用し、ファンノイズの低減も図っている。低負荷時にはファンの動作を停止する「Zero Frozr」もサポートし、高性能かつ静かなグラフィックス環境を構築する。
付属の「Gaming App」では、より高いクロックと積極的なファン活用によって最大限のパフォーマンスを引き出す「OCモード」、ゲーム中のパフォーマンスと静音性をバランスよく実現する「ゲーミングモード」、ファンノイズを最小限に抑える「サイレントモード」の切り換えが可能だ。また、LEDの制御や動作クロック、GPU温度、フレームレートをスクリーン表示させる機能なども搭載している。さらに、Android搭載スマートフォンなどから直接グラフィックスカードをコントロールできるようにする「MSI Gaming App」もGoogle Playからダウンロード可能だ。
●GeForce GTX 1060 GAMING X 6G 主な仕様
・GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060
・GPUアーキテクチャ:Pascal GP106
・CUDAコア数:1280
・インターフェース:PCI Express 3.0 x16
・コアクロック:1592MHz
・ブーストクロック(最大):1809MHz
・メモリサイズ:6GB
・メモリタイプ:GDDR5
・メモリインターフェース:192bit
・メモリスピード:8100MHz相当
・DVI:Dual-Link DVI-D×1 最大2560×1600@60Hz
・HDMI:HDMI 2.0b×1 最大3840×2160@60Hz
・DisplayPort:DisplayPort 1.4×3 最大7680×4320@60Hz
・最大ディスプレイ出力数:4
・冷却機構:TWIN FROZR VI(トルクスファン2.0×2)
・SLI対応:――
・最大消費電力:120W
・補助電源コネクタ:8ピン×1
・外寸:H140mm×D277mm×W39mm
・重量(本体のみ):1017g
・市場想定価格:3万6800円(税抜)前後
また「GeForce GTX 1060 GAMING X 6G」の下位モデルとして、モノトーンのデュアルファンと大型ヒートシンクを採用したOCモデル「GeForce GTX 1060 6GT OC」も近日発売予定。大型かつ軽量なアルミ製ヒートシンクを採用することで、安定したオーバークロック動作を可能にしながら、カードの重量を600g以下に抑えている。こちらの市場想定価格は3万円(税抜)前後を予定している。
●関連リンク
・GeForce GTX 1060 GAMING X 6G 製品情報ページ
・GeForce GTX 1060 6GT OC 製品情報ページ